オリジンズ賞2007に『ツリーハウス』

アメリカを中心とするゲーム制作者団体アドベンチャーゲーム・アーツ・デザイン・アカデミー(AAGAD)は、今年33回目となるオリジンズ賞をホームページで発表した。ボードゲーム部門で大賞に輝いたのはルーニーラボの『ツリーハウス』。
オリジンズ賞は1974年から始まった賞で、ドイツ年間ゲーム大賞よりも歴史が長い。ボードゲームだけでなく、ミニチュアゲーム、トレカ、RPG、シミュレーション、雑誌など幅広いのが特徴。
アドベンチャーゲーム・アーツ・デザイン・アカデミーは、3つ以上のゲームの制作(デザイン、ライティング、イラスト、マーケティング)に携わった人から組織される団体だ。この団体に応募されるゲームの中から、専門の審査員がノミネートをし、会員の投票で賞が決定されている。
またノミネートされたゲームは一般投票にもかけられ、その結果でゲーマーズチョイスが決まるようになっている。つまりアメリカでもっとも信頼のおける賞である。
さて今年の大賞作『ツリーハウス』は四角錐のコマ「アイスハウス」のシリーズ。3つの積み重なったアイスハウスを、中央のアイスハウスと同じパターンにすることをめざすダイスゲーム。勝つためには、中央のアイスハウスとできるだけ近い形になるようにコマを選択しなければならない。コンポーネントやイラストで勝負するゲームが増えている中で、アイデアで勝負するルーニーラボの作品だ。
その他の部門の受賞作はホームページ参照。
Academy of Adventure Gaming Arts and Design: 33rd Annual Origins Awards Winners
Looney Labs: Treehouse
名古屋EJF:ツリーハウス

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。