スクエア・オン・セールは同時多発の競りゲーム。ドイツ語の紹介文(PDF、2.8MB)では競りには触れられておらず、5×5のマスにオセロの要領で建物を建築していくゲームと書かれています。ちょうど今年のゲームマーケットで製品版が発売されることになっており、その真相を確かめることができるでしょう。沢田氏によるとドイツでは「間違ったルールで遊ばれているような気がしてならない」(ブログ)そうです。
最終ラウンドに残った8人はドイツ2、アメリカ2、カナダ、オランダ、イギリス、日本各1。アレアのS.ブリュック氏、コスモスのF.グリューバー氏など大手メーカーの目利き編集者と、ドイツ年間ゲーム大賞審査員のW.ヘロルド氏が審査にあたりました。結果は1位の沢田氏以下、2位イギリス人、3位カナダ人と、昨年と同様に非ドイツ圏が上位を占めており、国外からの新しい風を求める風潮が感じられます。
授賞式は6月4、5日に開かれるゲッティンゲン・ゲームデザイナー会議にて。今年からドイツ年間ゲーム大賞審査委員会が若手デザイナーに合計2500ユーロの奨励金を拠出することになっており、これからのデザイナーの活躍が期待されています。日本のゲームデザイナーも後に続いてどんどん世界にはばたいていってもらいたいものです。(Hippodice)
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