ランドルフのキッズゲーム『こぶたのおんぶレース』日本語版、2月25日発売
オリジナルは2001年、ドライマギア社(ドイツ)から発売され、ドイツ年間キッズゲーム大賞にノミネートされた作品。巨匠ランドルフの最期の公開作品としても知られる。輸入版は多くの会社が取り扱い、「こぶたのレインボーレース」「コブタのかけっこ」「すすめコブタくん」「リュッセルバンデ」「ラッセルバンデ」などの邦題がある。輸入版よりも小箱になって持ち運びしやすくなり、気軽に遊べるようになった。
カラフルなこぶたたちが、草原の道をおんぶしたりされたりしながら進むレースゲーム。
サイコロを振って自分のこぶたコマを進めるが、他のこぶたがいるマスに止まると、そのこぶたの上におんぶしてもらい、そのまま運んでもらえる。しかも、おんぶは2段とは限らず、こぶたたちが集まって3段、4段と高く積み重なっていくとレースも大波乱の展開に。
最下位のときは3が出るともう1回進むことができ、またゲーム中に1人1回、コースを延長できるなど逆転を生む要素もちょっとあり、最後まで勝負の行方がわからない。おんぶしたまま1位でゴールして、仲良く勝利を分かち合うのもいいだろう。
3秒トライ!(3 Second Try)
これはもはやスポーツ
お題にはフィジカル(アクション)とブレイン(ひらめき)があり、どちらかの山札を選んで1枚めくる。台をボールから転がして下に着くまでの3秒間に、今回のお題を何回できるか(言えるか)オークションを行い、一番多く言った人から挑戦権を得る。準備ができたらボールを転がしてスタート。
台のゴールには磁石がついており、ここに付く前に宣言した回数をこなして、すばやく指でブロックできれば成功。磁石についてしまったら失敗で、次に次に多く言った人に挑戦権が移る。
お題は写真のように単純なものではあるが、何回できそうかの見積もりと、見積もり通り実行する器用さ・頭の回転が必要になる。3秒なんてあっという間で、どんなお題でもせいぜい2~3回ぐらいかと思えば、意外とそうでもない。しかし欲張れば失敗する。3秒という時間が絶妙だということは、やってみるとわかるだろう。
自分より宣言が多い人が必死にやっているのを笑いつつ、ドキドキしながら自分の番を待つ。冷静さと集中力で宣言通り、ギリギリのタイミングで成功できたらヒーローである。
3秒トライ!
ゲームデザイン・千原大地&池上正志/アートワーク・富岡克朗
itten(2021年)
2~7人用/8歳以上/10~20分
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