専用アプリでゲーム進行『フォーゴットン・ウォーターズ』日本語版、7月7日発売
ファンタジー世界の海を股にかける海賊の大冒険を描いたシナリオ型協力ゲーム。『デッド・オブ・ウィンター』の開発チームが手掛け、プレッドハットゲームズ(アメリカ)から2020年に発売された。ゴールデンギーク賞の「Zoomで遊べるゲーム部門」を受賞したほか、イノベーティブ、テーマ、協力の3部門にノミネートされている。アドベンチャーブックと共に、専用アプリを用いるところが特徴。
21種類のプレイヤーシートから自身の背景設定や得意な能力を決める。冒険心溢れる陽気な船乗りとなることも、見つけたお宝をすべて奪う強欲な悪漢となることもできる。専用アプリに従ってそのシナリオの初期配置を行い、指示に従ってプレイヤーで相談しながらゲームを進める。1つのシナリオのプレイ時間は2~4時間。5つのシナリオがあり、同じシナリオでもキャラクターを変えたり、異なる選択肢を選ぶことでまったく違う物語になる。
内容物:ルール説明書 1冊、航海日誌の束 1束、プレイヤーシートの束 1束、海図ボード 1枚、海図ブック 1冊、プレイヤーボード 6枚、海賊コマ 7個、コマ立て 8個、12面ダイス 7個、カード 204枚、トークン&マーカー 143個(※カードサイズ:41×63mm)
ダンジョン主VSヒーローの推理と心理戦『シャイモンスターズ』日本語版、7月1日発売
オリジナルはオズエディションズ(スイス)から2019年に発売された作品。1人がダンジョン主としてダンジョンを作り、もう1人がヒーローとして脱出を目指す2人専用の推理とブラフのゲームだ。
ダンジョン主はタイルを伏せて並べ、ダンジョンを作る。その中に6種類のモンスターから2体を忍ばせるが、モンスターたちはシャイ(内気)で、決まったタイルの並びにいないとヒーローを襲うことはない。ヒーローは0~2枚をめくった上でダンジョンの入口から進み、モンスターに遭遇しないように伏せられたタイルをめくっていく。タイルの並び方から、モンスターのいるタイルをパズルのように推理していく。
危険そうな場所はタイルを1つ飛び越えられるジャンプや、モンスターを1匹だけやっつけられるアタックを発動して乗り切る。出口(伏せられたタイルのどこかにある)まで無事にたどり着ければ次の階層を作り、3界層制覇でヒーローの勝ち、その前にモンスターに襲われればダンジョン主の勝ちとなる。
推理ではどうしても特定できないところは、裏をかくか裏の裏をかくか、相手の性格も読んだ心理戦となる。一か八かの賭けをめぐって会話も弾む作品だ。