すごろくやで1億1千万円の横領が発覚
すごろくやは20日、元従業員による業務上横領が発覚し、約1億1千万円という大金が不正に流用されたことを発表した。
すごろくやによると、この従業員は2023年5月から10ヶ月にかけて不正流用しており、4月5日に本人からの申し出により発覚した。この従業員は解雇し、現在、警察などと連携して法的措置を進めている。
多額の損失分は、金融機関などからの融資を受けて補填し、事業は継続される。また、再発防止に向け、内部管理体制の見直しとチェック強化を行うという。
すごろくやは丸田康司氏が2006年に高円寺にオープンしたボードゲーム専門店(現在の実店舗は吉祥寺と神保町)。2010年に法人化し、オリジナル製品・海外ゲームの日本語版制作、全国小売店への卸流通、書籍出版、イベント運営、講座・研修など、ボードゲーム総合企業として活動しており、『ナンジャモンジャ』をはじめ数々のヒット作を生み出している。従業員38名。
クニツィア『ケルトタイル』をリメイク『ファイブシーズンズ』10月18日発売
ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した『ケルト』のポータブル版『ケルトタイル(Keltis: Der Weg der Steine Mitbringspiel、2009)』のテーマ替え版。サニーバードでは『トリックマイスター』『フォレショレ』『ゴールドラッシュ』に続く「名作小箱シリーズ」第4弾に位置づける。春・梅雨・夏・秋・冬のタイルを昇順か降順にできるだけたくさん並べることを目指す。
手番には場のタイルを1枚めくって、自分の前に表にして置くか、表のまま場に戻す。あるいは表になっているタイルを取ることもできる。自分は要らないタイルでも、他のプレイヤーには絶好のタイルかもしれない。捨てるか取るかが悩ましい。
置くタイルは季節ごとに昇順または降順に並べなければならず、昇順なら前よりも大きい数字、降順なら前よりも小さい数字しか置けなくなる。しかもゲーム終了時に3枚以上置いていないとマイナス点になるため、季節によって0枚のほうがよい可能性も。裏向きのタイルがなくなったらゲーム終了で、季節ごとに得点計算して勝敗を決める。
ほかにもアイコンによってもう1手番できたり、持っていないと失点になってしまうタイルもあり、シンプルながらジレンマが幾重にも散りばめられたドイツゲームだ。