Posted in ウェブ

モノポリー世界版、登場都市を投票

アメリカの玩具メーカー・ハズブロー社は22日、『モノポリー・ワールドエディション』を制作することを発表した。『モノポリー』は世界中で親しまれ、各国語版が発売されているが世界版は初。
今回の特色はゲームに登場する都市を一般投票で選ぶところにある。2月末まで投票が行われ、68の候補から22都市が選ばれる。公式サイトの投票ページは下記のリンクから。投票ページでは世界地図が表示され、赤い地点が候補になっている。
投票の仕方は、赤い地点を選ぶと表示される「お気に入りの都市に入れる」をクリック。そのあと「投票する」ボタンを押す。ログイン画面から「新しいログイン情報を今すぐ作りましょう」でメールアドレスとパスワード2回を入力し、同意ボタンにチェックして「保存する」ボタンで登録。表示される数字を記入。あとは送信されるメールアドレスに記載されているURLを表示して完了だ。
ニューヨークで開かれた記者会見では、ミス・ユニバースの森理世さんもかけつけ、東京に投票したいと述べたという。東アジアでは北京、上海、ソウル、東京だけが候補になっているが、このほかにワイルドカードとして自由記入方式も受け付けている。OsakaやNagoyaなどを投票してみてはどうだろうか。
TBS Newsi:世界22都市取り込んだモノポリー製作
Monopoly公式サイト:Monopoly Here and Now World Edition – Cast your Vote!

Posted in 翻訳記事

フリークかノーマルか?

審査員〜フリークかノーマルか?〜
(『フェアプレイ』82号抜粋)
フェアプレイ編集部出身のウド・バルチ氏がドイツ年間ゲーム大賞の審査員に任命された。そこでもう批判が出ている。「フリークが審査員の席に座れば座るほど、ゲームは買われなくなる。そして遊ぶ人も減る……悪循環だ。」そんなコメントが寄せられた。フリークか、ノーマルか。この対比はW.クラマーも『シュピールボックス』誌のインタビューで主張している。彼の言わんとする非難は、このようなものである――ゲーム批評はフリーク向けに偏りすぎており、ノーマルを蔑ろにしている。多少はしっかりしたネット記事が増えているのを見ればこの印象は確かにその通りである。そこではときに複雑であればあるほどよいという感覚をもつのは事実だ。
それに対し印刷メディアでこの非難はめったに起こらない。当然『フェアプレイ』のような雑誌はフリーク向けだ。というのも、めったに遊ばない人は結局ゲーム雑誌など講読しないからだ。
だが指の太さほど厚いルールでひじの長さほど長い時間がかかるゲームは高評価を望めるという主張は完全に誤りだ。『ダイスビンゴ』もフェアプレイ誌ではよい評価だし、分かりやすくて適度に運任せの『テーベの東』は我々のベストゲームに入っている。結局フリーク(趣味をゲームと自認する人)でも、シンプルで短いゲームを好むのである。そこでの条件はただよいゲームであること。ノーマルには簡単なゲームを薦めなければならないという考えは、ゲームの質はそれほど重要でないということに基づくようだ。むろん、いわゆるノーマルがゲームのよさを考えるのは無理かもしれない。比較の対象が少ないからだ。しかし厳しい目はもっている。気に入らなければそのゲームからすぐそっぽを向けるだろう。フリークと同じように。でもフリークにゲーム自体と縁を切ってしまう危険はない。いっぱいのゲーム棚から別のゲームを取ってくるだけだ。

“フリークかノーマルか?” 続きを読む