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TVドラマ「ソロ活女子のススメ3」でボードゲームカフェ

テレビ東京で4月26日深夜に放送された「ソロ活女子のススメ3」にて、主人公がボードゲームカフェを訪れ、ボードゲームを楽しんだ。ボードゲーム未経験者が抱く疑問や不安に答える内容となっている。

『ソロ活女子のススメ』はコラムニストの朝井麻由美氏によるエッセイで、2021年からテレビドラマ化されている。ソロ動物園、ソロ遊園地、ソロサバゲーなど、レストランやエンターテインメントを一人で楽しんできた。

「ソロゲームで無用の用を知る?」という回で主人公の五月女恵(江口のりこ)が訪れたのはJELLY JELLY CAFE渋谷店。「思ったより明るい感じ。でもさすがに一人客はいないか」と入った店内で「長年挑戦しようと思っていた」人生ゲームがないことを知る。店員(裕加)が1000種類も説明できることに驚きつつ、「一人で遊べる簡単なゲーム」として紹介された『シェイクウェイブ』をプレイする。10分制限でプレイするつもりが30分を超えても完成できず、続いて『キャプテンリノ』の1人回し。真剣な姿を見て、隣にいた男性客(前原滉)に「こんなに真剣に遊んでくれる人の姿、このゲームの作者に見せてあげたいです」と言われる。

その男性客が相席希望の人がいるという2号店に行ったことから、店員に相席について尋ねる五月女。「初対面の人とゲームって楽しめるものなんですか」「全く問題ないですね。不思議ですけど、それがボードゲームの良いところだと思います」そこで2号店へはしごすることにあり、4人で『枯山水』を遊ぶことに。「一人足を引っ張ってしまうことになるのでは」と思っていたが丁寧に説明してもらい、楽しむことができた。

休憩中、男性客から「ヒットしたら世界中で世代を超えて遊んでもらえる。世代や性別や国境も超えて遊んでもらえる」「デジタルネイティブの世代がこうしてボードゲームを楽しんでいるうちは、なんか大丈夫な気がします」という話を聞く。彼は実はボードゲームデザイナーだった。終わってからの感想は「単純に一人でも一人じゃなくても一時夢中になれる何かではあるような気がします。」

見逃し視聴は下記リンクで5月4日まで。

TVer 第4話 ソロボードゲームで無用の用を知る?

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オイルタウン(Oil Town)

石油採掘は配置パズルとダイスロール

oiltown

地下から石油が通るように9枚のカードを並べ、振ったダイスを配置して石油を流すカード配置&ダイスロールゲーム。ライプツィヒ在住のドイツ人デザイナーと日本人イラストレーター夫婦が制作した作品の第1弾で、クラウドファンディングサイトThe Game Crafterで製品化された。同人作品感のあるドイツゲームである。

地上、地中、石油脈の3種類のカードから9枚を引き、できるだけつながるように自分の前に並べる。うまくつながらなければ引き直しができるが、その場合は手札を他のプレイヤーに渡さなければならず、受け取ったカードはダイス目の変更に使えるため若干有利になってしまうがそうも言っていられない。このカード配置がパズルチックで悩ましいところである。

その後で14個のダイスを振ってカード上に配置するが、写真のように±1でないと石油は流れない(カードにはダイス目が予め描かれているところもあり、これが配置が悩ましい理由である)。狙い通りに出なかったダイスは、ダイスかカードを捨てて振り直したり変更したりするか、助っ人カードの上において効果を使う。

カード配置も完璧、ダイス目も何とか揃って石油が通ると、通ったカードの枚数だけ得点になるほか、水平方向で通っていればボーナス点となる。得点源はこれだけで、10点前後取れればいいほう。規定点に達するまでラウンドを繰り返す。

同時進行でプレイヤーインタラクションはほぼなく、ベストな配置で各自悩む。いいカードが引けるとも、いいダイス目が出るとも限らない限らないが、他プレイヤーからもらったカードや、助っ人の能力で何とかつなげられたときは気持ちいい。

Oil Town
ゲームデザイン:J.アントン/アートワーク・J.弥生
ピオゲームズ、2023年
1~4人用/12歳以上/45~60分
The Game Crafter:Oil Town