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世界の七不思議(7 Wonders)多言語版発売

ホビージャパンは本日、『世界の七不思議(7Wonders)』多言語版を発売した。2〜7人用、10歳以上、30分、6300円。
3つの時代にわたって、ブースタードラフトで手に入れたカードを使って自分のワンダーを発展させるカードゲーム。フランス人デザイナーA.ボザの作品で、ベルギーのレポスプロダクションから発売された。
7人まで遊べるのに30分で終わるというテンポのよさと、各自異なる特殊能力に応じた戦略の広さで、昨年の秋以来、世界中で人気を集めている。エッセンのスカウトアクションなどドイツの愛好者アンケートで1位だったほか、すでにトリックトラック賞フランス年間ゲーム大賞審査員特別賞スイスゲーマー賞を受賞。これから発表されるドイツ年間ゲーム大賞、ドイツゲーム賞、アラカルトカードゲーム賞での入賞も有力で、『ドミニオン』以来の三冠も視野に入れる。
すぐに売り切れた初版から、今回の多言語版では、カードの強度がアップし、ボードの特殊能力がアイコン化、コインが数字付きのパンチボードになるなど、いくつかの改良が行われている。
TGIW:世界の七不思議
ホビージャパンゲームブログ:お前がやれぬことならば、俺がこの手でやってやる『世界の七不思議(7Wonders)多言語版』

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ドイツ年間エキスパートゲーム大賞制定

今年で33年目を迎えるドイツ年間ゲーム大賞審査委員会は13日、先日報じた第3の賞の詳細を明らかにした。年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)、年間キッズゲーム大賞(Kinderspiel des Jahres)に次いで今年から始まるのは、年間エキスパートゲーム大賞(Kennerspiel des Jahres)。この賞で重量級ゲームの需要が高まっている市場に対応する。
年間ゲーム大賞は、ゲーム業界から中立を保つ審査員が、購入の指針として発表しており、世界で最も信頼と権威のあるボードゲーム賞。特に2000年代からは、ルールが分かりやすく初めて遊ぶ人に勧められるボードゲームを選んでいる。
一方、近年は難易度が高いボードゲームが増えてきており、多様化に合わせて新しい賞を創設することになった。「年間エキスパートゲーム大賞は、すでに長い間ボードゲームを遊ぶ人が、新しいボードゲームを知って経験を高められる指針を提示するものです。とはいえ本当の意味での指針となるものではなく、年間ゲーム大賞にもう満足できない人をターゲットにしています。」と広報のB.レーライン氏(写真)は述べる。
受賞マークのかたちはポーンで、色はダークグレー。選考方法は、ほかの2賞と同じで、5タイトルのノミネート作品が5月23日に、その中から大賞が6月27日に発表される。
Spiel des Jahres e.V.:Kennerspiel des Jahres 2011