『おばけキャッチ』グッド・トイに選ばれる
メビウスゲームズ・メビウスママさんのブログによると、今年の「グッド・トイ」(NPO法人日本グッド・トイ委員会)に『おばけキャッチ』が選出された。6月15日に授賞式が行われるという。
グッド・トイは、市場にあふれるおもちゃの中から優良なおもちゃを、全国のおもちゃコンサルタントが調査し、専門の選考委員が選定しているもので、1985年からスタートした。おもちゃの種類は多岐にわたるが、ボードゲームではこれまでに『ブロックス』『スティッキー』『こぶたのかけっこ』『ダンシングエッグ』『瞬間決着ゲームシンペイ』『ペンタゴシステム』などが選ばれている。日本国内で流通しているものが対象で、製造国は問わない。
グッド・トイに選定されると、全国100店の玩具店で取り扱われ、全国200ヶ所の子育てサロンで活用されるほか、公式ガイドブック、カタログをはじめさまざまなメディアで紹介されるなど幅広く告知される。
『おばけキャッチ』は、めくったカードから取るべきコマを素早く判断し、誰よりも早くキャッチするゲーム。どのコマを取るか簡単に分からないようになっており、頭脳のひねりが求められる。2004年にハバ社(ドイツ)から発売された『おしい!(Knapp daneben)』のリメイクとして2010年、ツォッホ出版(ドイツ)から発売され、人気の高まりを受けてメビウスゲームズが2012年から日本語版を販売している。2~8人用、8歳以上、20~30分、1800円。
『十二季節の魔法使い』日本語版、6月末発売
昨秋の英語版が発売されて以来、ボードゲーム愛好者のみならずTCGプレイヤーからも人気を集めている作品。ファンタジー世界の王国の偉大なる魔法使いになるべく、伝説の「十二季節の魔法試合」に挑む。試合ではほかの誰よりも多くの魔力を集め、使い魔を召喚し、魔法の道具を創造することでクリスタル(勝利点)を集めよう。
最初にパワーカードを、ほかの対戦相手と同時にドラフトで選ぶ。パワーカードは戦略に関わるだけでなく、組み合わせによって思わぬ相乗効果があるので、先を見据えて選ぶ必要がある。次の魔法試合でも、今の季節に対応するダイスを振って、手番プレイヤーからドラフトする。季節によって手に入る魔力の種類は異なり、またクリスタルに変換するレートも異なる。
システム上はダブルドラフトとリソースハンドマネジメントを組み合わせ、テーマとしても美しいアートワークと幻想的な世界観が魅力的な作品だ。