『放課後さいころ倶楽部』1巻発売
自分の世界にこもりがちな京都の高校1年生竹笠美姫が、ボードゲームを通して友情を深めていく物語。作中で現れるボードゲームショップの風景は、東京・高円寺のボードゲーム専門店すごろくやによるもの。毎回ボードゲームが1タイトルずつ登場し、登場人物たちが楽しむ姿が克明に描き出される。
作者のツイートによれば、単行本にはすごろくやの丸田康司店長のコラムも収録されているという。ゲッサンで読んでいた読者も、保存版として購入する価値がありそうだ。
さて、とうとう明日は『放課後さいころ倶楽部 第1巻』発売です!すごろくやの店長、丸田さんのコラムも収録されてお買い得!…売れるといいな(;_;)
— 中道裕大 (@shimaneko555) September 10, 2013
密林(Jungle)
中国の2人用伝統ゲーム『闘獣棋(とうじゅうき)』のフランス語版。箱とボードが金ピカでかっこいい。
8つの動物を操り、自分のコマを相手の陣地に入ることを目指す。登場する動物は強い順にゾウ、ライオン、トラ、ヒョウ、オオカミ、イヌ、ネコ、ネズミ(ジャングルにはあまりいないような……)。盤上に番号がついているので、そのとおりに並べてスタート。
動物には強さが書かれており、弱い動物は強い動物のいるマスに入れない。逆に強い動物はそれ以下の強さの動物を取ることができる。例外はネズミで、ゾウを取ることができる(ゾウもネズミを取ることができる)。
移動は1マスずつ。ただしライオンとトラはボード途中にある池を飛び越えることができ、ネズミは池の中に入ることができる。池の中に入ることができるのはネズミだけ。
相手の陣地の前後のマスはワナで、ここに入った動物は強さが0になってしまう。そこで取られないようにするには、何頭かの動物を同時に進めるか、相手の陣地の空いたところから攻め入るしかない。
妻と2戦して1勝1敗。1戦目は相手のコマを取りまくる展開で、生き残ったコマの数で制圧したが、2戦目はコマを取っているすきに隙ができた陣地に入り込まれた。川を越えて飛び込むライオンとトラがお互いにすれ違ったところが勝負どころのようだ。
Jungle
伝統ゲーム/マタゴー(2007年)
2人用/8歳以上/20分
国内未発売
・Wikipedia:闘獣棋