『キャット&チョコレート 日常編』発売
1620円1760円(税込)。
国産ゲームで初めて、日本ボードゲーム大賞を受賞した作品が新しいテーマで帰ってきた。幽霊屋敷編、ビジネス編、学園編に続くシリーズ第4弾は、幻冬舎エデュケーションの取り扱いにより、これまでより格段に入手しやすくなる。
「靴下に穴が!」「宿題が終わらない!」「さぼっているところを見つかりそう」など、お題のカードに書かれている日常に起こりうるピンチを、「新聞」「消火器」「ネコ」「サッカーボール」など、手札の限られたアイテムでどう乗り切るか即興で発表し、他のプレイヤーのジャッジを受ける。ほかのみんなの多数決で成功判定が出れば得点。
ほかのプレイヤーを納得させる真っ当な解決法はもちろんのこと、「ウマい!」と思わせる発想力、プレゼン力、機転が試される。しかし無理やり考えついたこじつけに大笑いするのも、このゲームの醍醐味だ。
追記:2022年2月に新装版が発売。カードを6枚増やし、カードサイズを88×63mmに変更。内容の一部変更と全イラストの描き直しを行い、パッケージは丈夫な縦型の貼り箱になった。
『ブラックストーリーズ:50の”黒い”物語』日本語版発売
モーゼス出版(ドイツ)が2004年にリリースし、昨年の第9弾まで毎年シリーズ化されているほか、映画版、中世版、クリスマス版、ご当地版など幅広く展開しているカードゲーム。オランダ、チェコ、イタリア、イギリス、フランス、スペイン、アメリカ、ポーランド、ギリシャ、ノルウェーの各国語版が販売されている。
犯罪、死体、殺人、自殺の事件の真相を、質問を通して推理していくゲーム。100枚以上あるカードには、表に事件が、裏にその真相が書かれている。ひとりが「リドルマスター」となり、「長電話の女性が死んだ」「女性が夫の新車のポルシェを500ユーロで売ることにした」などの謎の事件を紹介。ほかのプレイヤーは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問を繰り返し、真相の予想を述べる。続ける場合には当たった人が次のリドルマスターとなる。
勝敗を競うゲームではなく、謎解きをみんなで楽しむコミュニケーションゲームだ。
・コザイク:ブラックストーリーズ