『きぎ』日本語版、5月5日発売
アメリカの新興出版社スマートプレイ社が2014年にリリースした作品。アジアをテーマにしたゲームをリリースしており、今回も和風の作品となっている。
富豪によって呼び寄せられた世界的に有名な画家たちとなり、美しい壁画を作成するのが目的。お互いの絵に邪魔をしながら、最も注文に合った絵の完成を競い合う。樹木カードにはチョウ、トンボ、ピンクの花、紫の花、赤い実の5種類が描かれており、同じ絵柄が連続すると得点になるほか、注文カードを達成するとボーナスもある。でも長すぎる枝は折れてしまうので気をつけよう。
カードは幹からつながるように斜めに配置していく独特のスタイルで、見た目にも惹きつける作品だ。
・gamefield:きぎ(Kigi)
『マタンガ!』日本語版、5月5日発売
自分のシートにランダムに書かれている数字を、1から順に60までマークしていく忙しいリアルタイムゲーム。隣の人はサイコロを振り、鉛筆の目が出たら、鉛筆を奪い取る。鉛筆が奪われるまでのわずかな時間に必死でマークしていく。シートは配列が全て異なり、また長~い特製鉛筆が入っていてゲームを盛り上げる。
国際的には無名の作品だったが、同人ボードゲームサークル「高天原」の代表・田邉顕一氏がメキシコ赴任のおみやげに日本に持ち帰ったところ評価が高く、日本語化に踏み切った。「他人が書いているところから容赦なく鉛筆を取り上げる」という非日常性の笑いと焦りで息をつくひまもないほど、エキサイティングな作品である。
コロン・アーク(COLON ARC)は田邉顕一氏が新たに立ち上げたボードゲーム制作会社。名称は顔文字の「:)」(横から見て笑顔)から取られた。この作品を始めとして、パーティーゲームや、1時間程度のゲームを中心に発表していくほか、「高天原」の経験を活かし、国内ゲームデザイナーへのフォローや、イラストレーターやグラフィックデザイナーとの橋渡しなども行っていく考えだ。
・COLON ARC:マタンガ!
・ふうかのボードゲーム日記:マタンガ!