ムーディ勝山氏、忘年会でボードゲーム
お笑いタレントのムーディ勝山氏が、忘年会でボードゲームを遊ぶとツイートしている。写真には11タイトルの定番ボードゲームが並ぶ。
写真に写っているのは海外ゲームの『カタン』『ディクシット』『モダンアート』『あやつり人形』『ルーム25』と、日本ゲームの『ワードバスケット』『キャット&チョコレート』『エセ芸術家ニューヨークに行く』『アルゴ』『知ったか映画研究家』。いずれも評判が高い作品ばかりである。
勝山氏が所属している吉本興業では、2000年台前半にカプコンが『カタン』を展開して以来、ボードゲームが浸透していると見られる。ケンドーコバヤシ氏、麒麟の川島明氏、R藤本氏、ネゴシックス氏がボードゲーム好きとして知られているほか、2012年には『よしもと芸人人生ゲーム』が発売され、今年は「よしもとUNOアタック最強王決定戦」が開催された。
ツイートからは勝山氏が「カードゲーム部」に入っていること、今回が初開催であることが分かる。たくさんのボードゲームを並べて臨んだ忘年会、楽しむことができたにちがいない。
今から後輩宅で、結成だけして1度も活動してなかった、色んなカードゲームをやってみる集まり「カードゲーム部」の忘年会です。鍋して酒飲みながらカードゲームやボードゲームします。 pic.twitter.com/D9axvVUCz5
— ムーディ勝山 (@katsuyama0611) 2015, 12月 3
私の世界の見方・日本版(Wie ich die Welt sehe…Japanese Ed.)
笑える度パワーアップ
お題の空白部分に合うカードを出して、親に選んでもらうことを目指すスイスの大喜利系ゲーム。これまでドイツ語版がラベル付きで日本に輸入されていたが、今秋テンデイズゲームズが日本版を発売した。大量のカードにラベルを貼る手間がなくなっただけでなく、お題カード、単語カードが日本人向けにローカライズされたことで、今まで以上に腹を抱えて笑える展開が生まれるようになった。
親がお題カードを読む。「○○!もう夢中!」ほかのプレイヤーは、親が気に入ってくれると思われる回答カードを裏向きにして提出。これに山札から1枚加えて混ぜる。ある程度筋の通ったものを選ばせるのと、誰が出したか分からないようにするためだ。
「美しい叔母」「強烈なにおいの漢方薬」「新じゃが」「バールのようなもの」「庭いじり」「発情期の猫」といった答えが出てきた。親はただ読み上げるだけでなく、ひとつひとつコメントやツッコミを入れたりすると盛り上がるだろう。そして自分に一番しっくり来るものを1つ選ぶ。選ばれた人は得点が入り、次の親になる。ここでもし、誰も手を挙げなかったとすると、山札から1枚加えたカードを選んだことになり、以前に獲得した得点を返上しなければならない。
日本版も出た『アップルトゥアップル』と最も異なるのがこのダミーカードルールだ。このダミーカード、結構いい仕事をしてくれて、優れたセンス(?)で親を惑わせる。「この中にダミーカードがあるとは思えん」「これはダミーカードじゃない?」「よし、これに決めた!・・・(誰も手を挙げない)・・・えっ、ダミーカードなの~?!」3連続でダミーカードを選んでしまうということも。
すでに発売されてから3回遊んでいるが、ドイツ語版より笑えるのは間違いない。回答が読まれるときだけでなく、回答を選ぶ時点から笑い崩れてしまう人もいる。ルール説明がすぐ終わるので、初心者でもすぐ楽しめるし、飲みながら遊んでもいい。これまで以上に繰り返し遊ばれる作品になるだろう。
Wie ich die Welt sehe…
U.ホシュテトラー/ファタモルガーナ(2004年)+テンデイズゲームズ(2015年)
2~9人用/10歳以上/30分
テンデイズゲームズ:私の世界の見方