『キングスポート・フェスティバル:カードゲーム』日本語版、12月下旬発売
2014年にストラテリブリ社(イタリア)が制作し、コスモス社からドイツ語版も出た『キングスポート・フェスティバル』のカードゲーム版。テーマは同じだがシステムは全く異なるものとなっている。プレイヤーは邪教徒の一員となり、キングスポートの街に強大な力を呼び込む。
“わたしは呆然として息もたえだえになりながら、巨大な毒茸が立ちならび、忌まわしい炎が噴きあがり、粘着質の水が流れる邪悪な暗黒界(エレボス)をながめ、外套をまとった群集が燃え上がる火柱のまわりで半円を描いているのを見た”―― H・P・ラブクラフト 「魔宴」 (大瀧啓裕 訳)
静かなる放浪者たちは「キングスポート・フェスティバル」の穢れた祝宴へとすでに招かれている。今、エレバス山の洞窟の中で、ユールの儀式の謎の秘儀が蘇ったのだ。正気を保ち、妨害する者たちを排除して、キングスポートを支配するのはいったい誰か?
内容物:大判カード80枚、特製ダイス11個、ルールブックほか
ジーピーのトラベルゲームが24種に
『カタン』日本語版の発売元でもあるジーピーのトラベルゲームシリーズが、24種類に達した。いずれも税別475円で、伝統ゲームからアクションゲームまで揃っている。
ジーピーの米川社長はかつてシュウクリエイションで「ポケッタブルゲームコレクション」を展開していた。安価で、広範囲で販売されていたので、覚えている方も多いのではないだろうか。このトラベルゲームシリーズは、当時ポケッタブルゲームコレクションではできなかったという三次元を実現している。
現在の24種は、将棋、リバーシ、チェス、ダーツ、ポーカー、魚釣り(ゼンマイ式)、ダイヤモンド、立体四目並べ、つみ木バランス、サッカー、麻雀、赤白玉入れ、くまモンリバーシ、新幹線で日本の旅、野球ゲーム、ペンギンレース、イルカの輪投げ、かくれんぼ、ハングリーパンダ、ライオンとネズミ、キツネとガチョウ。今後も増やして100種類にしたいと米川社長は語る。
すでに書店・空港・高速道路サービスエリアなどで販売されており、普段ボードゲームをしない人がちょっとした時間つぶしに買っているという。ニュルンベルクおもちゃ見本市で出展され、外国語版も制作されている。
20種類が3個ずつ(合計60個)入るアクリルケースセットは税込み28,500円。12種類が3個ずつ(合計36個)入る紙製三段ひな壇セットは税込み17,100円。
・ジーピー:ゲームはふれあい