そんなこっちに決まって……ウソ~!
質問は「あなたはどちらを選びますか?」「この世からなくなったら困るもの」「最悪なものはどちらだと思いますか」の3つ。いずれも2択になっていて、そこに手札からカードを出して問題を作る。順番に出題者となり、誰かを指名し、問題を作って問いかける。
指名された人は正直に、どちらにするか密かにAかBのカードで決める。ほかのプレイヤーは、どちらを選んだか予想してAかBのカードを出し、答え合わせ。予想があっていれば予想した人の得点、外れた分だけ出題者の得点となる。つまり、できるだけ悩ましい問題を作って、正解を減らすことが出題者の腕の見せどころとなるわけだ。
ところが自分にとって常識だと思うことが、ほかの人にとって常識でないという事実を学ぶことになる。悩むだろうと思って作った質問が、回答者もほかの人も全員一致でどちらかだったとき。あるいは絶対当たると思って予想したのが(自身があれば得点が3倍になる「スーパーひとしくん」を付けてもよい)外れたとき。どうしてその回答にしたか聞けば目からウロコ。その人の見方も多少変わるかもしれない。
国産でも『マジョリティーパーティー
That’s a Question!
ゲームデザイン・V.フヴァチル、イラスト・S.メーディング
チェコゲームズ出版(2017年)+ホビージャパン(2018年)
3~6人用/15歳以上/30分