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フリーゼのゴーアウト系カードゲーム『フッチカート』日本語版、3月18日発売

アークライトは3月18日、ドイツのボードゲームデザイナー、F.フリーゼがデザインしたゴーアウト(手札を先になくしたら勝つ)カードゲーム『フッチカート(Futschikato)』日本語版を発売する。3~8人用、7歳以上、15分、1800円(税別)。

オリジナルはフリーゼ個人の出版社「2F(ツヴァイエフ)シュピーレ」から昨秋発売された作品。『5本のキュウリ』に続くライトなカードゲームだ。英語版は『富士フラッシュ(Fuji Flush)』というタイトルで発売されている。原題は「一文無し」の意味。

2~20の数字が入ったカードを用いる。数字の大きいカードほど枚数が少ない。各プレイヤーは6枚の手札をもち、時計回りの順番で1枚ずつ出していく。1周の間、ほかのプレイヤーがより大きいカードを出さなければ捨て札にでき、こうして手札を先になくした人が勝つ。

後のプレイヤーが大きいカードを出した場合は、出していたカードを捨てて引き直さなければならない。また複数のプレイヤーが同じ数字を出すとその数字が合計され、高い数字のカードを出すのが難しくなる。ほかのプレイヤーよりも大きい数字のカードを出すか、前の人と同じ数字を出して数字を高めるかの選択に悩む。

シンプルなルールで気軽に遊べるカードゲームだ。

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第3回ゲームデザイン討論会、2月12日渋谷

日本デジタルゲーム学会は2月12日(日)、朝日新聞社メディアラボ渋谷分室(渋谷駅徒歩9分)にて、ゲームデザイン討論会第3回公開ディスカッションを開催する。14:00~16:00、入場料1000円、学生無料。
ツイッター上で定期的に行われ、デジタルゲームとアナログゲームの共通点と差異を探っているゲームデザイン討論会の拡大版。今回のテーマは「アート&ゲーム:ゲームは”芸術”たりえるか!?」で、芸術という観点からゲームをどのように捉えられるか、パネルディスカッションを行う。
パネリストには三宅陽一郎(AI研究者)、黒川文雄(黒川塾主宰)、勝又洋子(東京電機大学)、鈴木香織(東京大学)、草場純(ゲーム研究家)、渡辺範明(ドロッセルマイヤーズ)の各氏、小野卓也(当サイト管理人)、司会は蔵原大氏(東京電機大学)。
昨年5月に、その前哨戦となる討論会がツイッターで行われた(togetter)。ボードゲームに関しては、グラフィックや造形など、ビジュアル面での芸術性が取り上げられ、その文化的な継承や発展が論じられている。今回は「アート」という言葉の多義性と、アナログ・デジタルゲームの中での多様性を明らかにしていく予定だ。
第1回のゲームデザイン討論会は「奥野の百年、ゲームデザインの千年」というテーマで東京・神保町の奥野かるた店にて行われ、第2回は「ゲームと歴史学との遭遇」というテーマで東京・本駒込の東洋文庫ミュージアムで開催された。いずれもアナログ・デジタルゲームの両方を視野に入れたディスカッションとなっている。
日本デジタルゲーム学会:「ゲームデザイン討論会―第3回公開ディスカッション」開催