協力ミステリーゲーム第6弾『夕闇に笑う少女』3月23日発売
『真紅のアンティーク』『グランドホテルでデュエットを』『殺人ランドへご招待』『死に過ぎた男』『顔のないアリス』に続く卓上探偵団シリーズ第6弾。プレイヤーは全員で1つのチーム(探偵団)となり、マップを探索し、登場人物に聞き込みをして謎多き事件の真相を探る。マーダーミステリーとは違ってプレイヤーの中に犯人はおらず、プレイヤー同士で争う要素もない。推理と謎解きに特化した協力ゲームで、探偵映画のような2時間を過ごすことができる。
今回の舞台は1999年、自殺者の急増が取りざたされていた世紀末の日本。夏休み直前の蒸し暑い日に、四国の森で女子高生の遺体が見つかった。発見時、彼女は全裸で顔は満面の笑みを浮かべていた。現場付近には少女が近年まで住んでいた団地があるということで調査を始めた卓上探偵団だったが、団地の児童公園には、わらべ歌のようなものを口ずさむ老人もおり……?
ゲームデザインは『グランドホテルでデュエットを』『顔のないアリス』の河端ジュン一氏。今作では各探偵にちょっとした背景ストーリーが追加され、没入感も味わえる。
フランス年間ゲーム大賞2024に『トリオ(ナナ)』、日本人初の大賞受賞
大賞に選ばれた『トリオ』は、宮野華也氏(Mob+)デザインによる『ナナ』のフランス語版。日本人作品が大賞に選ばれるのは初となる。自分の手札、他プレイヤーの手札、場札から同じ数字3つを連続で出すことを目指す。
エキスパートゲーム部門の『ラ・ファミリア』はイタリアマフィアの抗争を描くゲーマーズゲームで、日本語版は未発売。一昨年新設された中級ゲーム部門に選ばれた『ファーラウェイ』はカードを逆順に配置して得点パターンを作る探検カードゲーム。キッズゲーム部門の『マイアドベンチャーパズル』はジグソーパズルを外しながら謎を解いていく1人用ゲーム。
授賞式には、宮野華也氏が日本から参加し、日本の出版社に持ち込んで一般発売を断られたエピソードを披露し、遊んでくれた人やフランス語版発売元のカクテルゲームズ、日本語版イラストレーターの別府さい氏らに感謝の言葉を述べた。
Youtube:Cérémonie As d’Or – Jeu de l’Année – Festival International des Jeux de Cannes