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『チケット・トゥ・ライド:ニューヨーク』多言語版、10月上旬発売

ホビージャパンは10月上旬、『チケット・トゥ・ライド:ニューヨーク(Ticket to Ride: New York)』の日本語を含む多言語版を発売する。ゲームデザイン・A.R.ムーン、イラスト・C.ドージン&J.デルヴァル、2~4人用、8歳以上、10~15分、3000円(税別)。拡張セットではなく、単体でプレイできる。
2004年のドイツ年間ゲーム大賞受賞から14年。人気鉄道ゲームシリーズの最新版は、マップを小さくしたプレイ時間を15分まで短縮したライトな作品だ。1960年代のニューヨークを舞台に、世界一高い摩天楼・エンパイアステートビルから雄大なセントラルパーク、タイムズスクエアからブルックリンを観光する。
各プレイヤーはタクシーコマ15個、乗り物カード2枚、行き先チケットカード1~2枚をもってゲームを始める。手番には、山札か5枚の場札から乗り物カード2枚(またはジョーカー1枚)を取るか、ルートの色に一致するカードを出してコマを置くか、新たな行き先チケットカードを2枚引いて1枚取る。
こうして誰かのタクシーコマが2個以下になったら全員が最終手番を行い、完成したルートとつなげた行き先、通過した観光地のボーナスを合計する。行き先チケットがつながっていないと失点で、合計点を競う。
『チケットトゥライド』のシステムを踏襲しつつも極限まで短縮したスピーディーな作品。短時間で終了するため、続けて繰り返しプレイすることもできるだろう。
内容物:ゲームボード(ニューヨークの交通網マップ)1枚、タクシーコマ60個、 行き先チケットカード18枚、乗り物カード44枚、スコアシート1冊、鉛筆1本、ルールシートほか

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「ボードゲームグランプリ」最優秀賞に『バードウォッチング』

ボードゲーム情報サイト「ボドゲーマ」と東中野のプレイスペース「ディアシュピール」が、不動産・住宅情報サービスの「LIFULL HOME’S」の協賛により開催した「ボードゲームグランプリ」の結果が13日に発表された。最優秀賞には月並いおり氏の『バードウォッチング』が選ばれ、賞金20万円が贈られ、商品化が進められる。
第1回目となるボードゲームコンテストのテーマは協賛社にちなんで「住むこと」で、213作品が応募。8月に発表された一次審査通過作品の中から、最優秀賞1タイトル、優秀賞1タイトル、佳作5タイトルが選ばれた。
最優秀賞に選ばれた『バードウォッチング』は、ウォッチングカードで指定された鳥が自分の視点から見えるように折った建物カードを置いていき、全員で協力して街を作り上げるゲーム。作者は創作ゲームサークル「吉々庵」の月並いおり氏で、『上洛―joraku』『チネチッタ1937』などの作品がある。
優秀賞には『ぽんぽこ不動産』(かくまラボ)。3階建てのアパートに個性豊かな動物を相性を考えて住まわせるゲーム。佳作には『サイコロホーム』(ある)、『住まイイネ!』(キナメリショー&あかおだいすけ)、『ようこそ僕らの村に』(砂漠のキタキツネ)、『ホイザー』(かとうかなれ)、『理想のペヤ探し』(ドラ)が選ばれた。
『バードウォッチング』の商品化進捗状況は適宜ウェブサイトで発表される予定。また作者のツイートによると、11月に行われるゲームマーケットに出展されるということなので、サンプルを見ることができそうだ。
ボードゲームグランプリ:最優秀賞 優秀賞 佳作 全7作品発表!