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災害も味方?『Dr.ラッキーの島』日本語版、6月7日発売

グループSNEは6月7日、『Dr.ラッキーの島(The Island of Doctor Lucky)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・J.アーネスト、イラスト・I.エヴァンス、2~8人用、12歳以上、20~40分、3000円(税別)。Dr.ラッキーシリーズの作品だが、拡張ではなく単独でプレイできる。
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隙だらけだけなのになぜか死なないDr.ラッキーを暗殺するゲームのシリーズ最新作。オリジナルは2018年にチーパスゲームズ(アメリカ)から発売された。今度は南国の島「イスラ・フォルトゥナ」が舞台だ。
暗殺は人知れず行わなければならない。自分が博士を殺そうとするとほかプレイヤーの邪魔が入り、ほかプレイヤーが殺そうとすれば別のプレイヤーと半協力的な形で阻止される。カードの補充や飛行機を使った移動がボード上のスペースに描かれており、それらを駆使して博士の殺害を目論む。さらに、災害カードを使うとゴリラや巨大なネコがライバルたちに襲い掛かり、カオスに拍車がかかる。
グループSNEがDr.ラッキーシリーズの日本語版を制作するのは『ゲット・ラッキー』『キルDr.ラッキー 19.5周年版』に続いて3タイトル目。

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『ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集』5月31日発売

スモール出版は5月31日、『ライナー・クニツィアのダイス・トランプゲーム集』を発売する。著・R.クニツィア、訳・竹田原裕介、モノクロ232ページ、2100円(税別)。
オリジナルはハインリッヒ・フーゲンドゥーベル社から1990年に発売された”Neue Taktikspiele mit Würfeln und Karten(ダイスとカードを使った新しい戦術ゲーム集)”。『モダンアート』『チグリス・ユーフラテス』『ラー』『ロストシティ』『ブルームーン』『ヘックメック』『ロイヤルターフ』など多数の傑作を制作してきたライナー・クニツィアが、初めて上梓した書籍である。
トランプとダイスだけでプレイできる15種類のオリジナルゲームとバリアント30種以上を紹介。ルールの説明やバリアントルールに加えて、ゲームの戦略に関する理論も解説。エキサイティングで本格的なゲームが楽しめるのはもちろん、ゲームデザインのヒントにもなりそうだ。
翻訳者の竹田原氏は『シド・サクソンのゲーム大全』(ニューゲームズオーダー)も手がけている。スモール出版からクニツィアの書籍が翻訳出版されるのは『ダイスゲーム百科』に続き2冊目。