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『サグラダ:パッション』『サグラダ:5-6人用拡張』日本語版、11月28日発売

Engamesは11月28日、ダイスを使ったステンドグラスゲームの拡張セット『サグラダ:パッション(Sagrada:Passion)』『サグラダ:5-6人用拡張(Sagrada: 5-6 Player Expansion)』日本語版を発売する。ゲームデザイン・D.アンドリューズ&A.アダメスク、1~4(6)人用、13歳以上、30~45分、各2500円、3500円(税別)。プレイするには『サグラダ』基本セットが必要。
フラッドゲートゲームズ(アメリカ)から発売されているステンドグラス作りゲームの拡張セット。『サグラダ:パッション』は、優れたファサード(建物の正面デザイン)の拡張セット3部作の第1弾と位置づけられている。自分だけが使える固有の能力をもたらすインスピレーションカード、レアガラスダイスを使った新しい個人目標カード、新しい対称性やバランスに関する共通目標カードが入っており、モジュール式で好きなものを選んで組み合わせてプレイできるようになっている。

(写真は英語版)
内容物:レアガラスボード 6枚、インスピレーションカード 6枚、レアガラスダイス 6個、レアガラス個人目標カード 7枚、シンメトリー共通目標カード 6枚
Engames:【予約】サグラダ パッション【11/28発売】
『5-6人用拡張』では、追加された人数分のコンポーネントに加え、ダイストレイ(下写真)や個人ダイスプールボードも追加され、人数が増えてもスムーズなプレイが可能になる。
内容物:ダイス 40個、プレイヤーボード 2枚、窓パターンカード 6枚、道具カード 2枚、目標カード 6枚、個人ダイスプールボード 6枚、スコアマーカー 2枚、恩寵トークン 12個、ダイストレイ 1個、ルールブック 1冊
Engames:【予約】サグラダ 5-6人用拡張【11/28発売】

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シュピール’19:閉幕(来場者数記録、スカウトアクション、カルカソンヌ世界選手権)

ドイツ・エッセンで10月24~28日にかけて開かれたメッセ「シュピール’19」について、主催のフリードヘルム・メルツ社は来場者が209,000人(前年比+19,000人)と予想を超えて新記録となったことを発表した。出展者1200団体(前年比+50)、新作タイトル数1500(前年比+100)、会場面積86000㎡(前年比+6000)と共にとどまるところを知らない勢いだ。
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急増する来場者を受けて、朝の入口をこれまでの南口ではなく中央口に変更。使用しない7番ホールを入場待機場とした(写真:フリードヘルム・メルツ社)
ボードゲーム専門誌『フェアプレイ』が会場内で実施している来場者のプレイ評価「スカウトアクション」は、コスモス社の協力トリックテイキングゲーム『ザ・クルー(Die Crew)』が1位。2位にはフォイヤーラントの重量級ゲーム『クリスタルパレス』と、ハンス・イム・グリュック社の『マルコポーロ2』が入った。
一方、オンラインで投票できるギークバズ(GeekBuzz)の1位はアポルタゲームズ『マグニフィセント(The Magnificent)』、2位はボード&ダイスの『トリスメギストゥス』、3位は『バラージ』。15位以内でスカウトアクションと重なっているのは『バラージ』(3位)のほか、『クーパーアイランド』(7位)『テラマラ』(10位)『アズール:サマーパビリオン』(12位)の4タイトルだけだった。
スカウトアクション1位の『ザ・クルー』はギークバズ123位、2位の『クリスタルパレス』は67位、『マルコポーロ2』は87位と評価が大きく異なっている。スカウトアクションは昨年の1位が『ベルラッティ』と『シティ・オブ・ローマ』で、どちらも今年のドイツゲーム賞に入っておらず、新作の急増とグローバル化の波で評価が多様になっているようだ。
【スカウトアクション 最終結果】
1位:ザ・クルー(Die Crew、コスモス)4.1
2位:クリスタルパレス(Crystal Palace、フォイヤーラント)4.0
2位:マルコポーロ2(Marco Polo II、ハンスイムグリュック)
4位:アズール:サマーパビリオン(Azul: Summer Pavilion、プランB)3.9
4位:バラージ(Barrage、クラニオ・クリエイションズ)
4位:カーニバル・オブ・モンスターズ(Carnival of Monsters、アミーゴ)
4位:レス・アルカナ(Res Arcana、サンドキャッスル)
4位:チーム3(Team 3、アバクス)
9位:ディノサウルスアイランド(Dynosaur Island、フォイヤーラント)3.8
9位:キッチンラッシュ(Kitchen Rush、ペガサス)
9位:ルーンストーンズ(Rune Stones、クイーン)
12位:カルトグラファーズ(Cartographers、ペガサス)3.7
12位:クーパーアイランド(Cooper Island、フロステッド)
12位:テラマラ(Terramara、クワインド)
15位:パームアイランド(Palm Island、コスモス)


最終日に行われたカルカソンヌ世界選手権は、昨年優勝の藤本巌郎氏と、今年の日本代表で2014年世界優勝の望月隆史氏が出場。2人とも予選5ラウンドを突破したが、準々決勝で敗退した。決勝はそれぞれ日本代表を破ったマリアン・クルカン氏(ルーマニア)対イン・チェンチェン氏(台湾)となり、昨年の準優勝者でもあるルーマニア代表のマリアン・クルカン氏が制した。


来年のシュピール’20は2020年10月22日~25日。