オリジンズ賞2020に『タイニータウン』
昨年までと同じボードゲーム、カードゲーム、ファミリーゲーム、TCG、ミニチュア、TRPG、アクセサリーの8部門に加え、今年はデジタル化、歴史ミニチュア、歴史ついてそれぞれベストゲームが選ばれた。
ベストボードゲームとして大賞に選ばれたのは『タイニータウン』。「棟梁」役のプレイヤーが決めた資材を並べ、さまざまな建物を作って得点を競う。日本語版はケンビルが1月に発売し、拡張セットも日本語版となっている。
カードゲーム部門には、さまざまな得点パターンで野菜を集める『ポイントサラダ』、ファミリーゲーム部門にはバックビルディングゲーム『クアックサルバー』が選ばれている。
ボードゲーム部門、カードゲーム部門、ファミリー部門の受賞作はそれぞれ昨年が『ルート』『ザ・マインド』『ティー・ドラゴン・ソサエティ・カードゲーム』、一昨年が『グルームヘイブン』『エクス・リブリス』『アズール』となっている。
【第46回オリジンズ賞】(ボードゲーム関連のみ)
ゲーム・オブ・ジ・イヤー/ボードゲーム部門:タイニータウン(Tiny Towns /AEG)
カードゲーム部門:ポイントサラダ(Point Salad / AEG)
ファミリー部門:クアックサルバー(The Quacks of Quedlinburg / ノーススターゲーム)
デジタル化:通路VR(Tsuro VR / カリオープゲームズ)
歴史:パンデミック:ローマの落日(Pandemic: Fall of Rome / ズィーマンゲームズ)
ゲームの殿堂:R.ヴィティヒ、W.クラマー、ヤッツィー、ボードゲームギーク、
期待の星賞:W.ヴァルシュ
・ICv2: Origins Awards 2020 Winners Unveiled
『10 DAYS IN THE USA』日本語版、11月中旬発売
オリジナルは2003年、アウト・オブ・ザ・ボックス(アメリカ)から発売され、ヨーロッパ、アジア、アフリカ版などシリーズ化されているハンドマネージメントとルートビルディングのゲーム。今回の日本語版は2019年の中韓国語版のアートワークに基づく。州タイルと乗り物タイルを使って、アメリカ10日間ツアーを計画する。
各プレイヤーにランダムに10枚ずつタイルを配り、好きな順番でカードホルダーに差し込んでスタート。手番には場札か山札からタイルを取り、自分のカードホルダーにあるタイルを交換していく。
隣接している州は隣接して、1つの州に共通して接している場合は車タイルを置いて、離れている州は共通の色の飛行機タイルを置いて接続し、一筆書きでルートができるように10枚のタイルを並べられたら勝利となる。
アメリカの地図と色分けは中央ボードでわかり、アメリカの地理にも詳しくなれる。各州タイルにはそれぞれの名物が描かれており、旅行気分が味わえる作品だ。
・イエローサブマリン:10DAYS IN THE USA