カテゴリー: た行
チクタクオーダー(Tick-Tock Orders)
工程の順序もあるよ タイルをめくって材料を集め、さまざまな製品を作って注文を達成するリアルタイム協力ゲーム。『ラッセーラゲーム(ねぶたビート)くじらだまがゲームマーケット2020春(中止)に発表した作品で、ボードゲームセレクション2021で大賞に選ばれた。製品が各1つしかないために、工程を工夫しなけ…
タングルウィード(Tangle Weed)
明日は明日の風が吹く 枯れてちぎれた珠が、風で転がって種を増やす植物群「タンブルウィード」。西部劇によく出てくるこれを育成して販売するボードゲームである。ゲームマーケット2020秋にEJPゲームズから発表された。手芸毛玉を使ってリアリティを高めている。 毎ラウンド、タイルと種がマーケットに並べられ、…
タビネズミ開拓記(Lemmings’ Frontier)
それ以上進むのは危険? ネズミたちが装備を整え、未開の大陸の奥地で最終目標の達成を目指す協力ゲーム。クリッティニアからゲームマーケット2020秋に発表された。一枚一枚描きこまれたカードイラストが冒険のスリルを引き立てる。 ゲームは「調査フェイズ」で探険を進め、装備が切れてきたら「拠点フェイズ」で立て…
ダイダラ(Daidara)
迫りくる巨大生物「ダイダラ」を力を合わせて倒す協力ゲーム。タイトルはおそらく、日本各地で伝承される巨人「ダイダラボッチ」から取ったものと思われる。 手番には土地タイルを引いて、場に配置する。土地タイルは自分のコマがあるところに隣接して置き、同じ色でレベルが1つ上ならば重ねて置ける。ダイダラを倒すには…
ドラフトザウルス(Draftosaurus)
並行ピックアンドパス 恐竜をドラフトで集めて魅力的な動物園を作るフランスのゲーム。フランス年間ゲーム大賞ノミネート、アメリカ卓上ゲーム賞2020(初心者部門)大賞受賞、ドイツ年間ゲーム大賞推薦リスト入り。フリークには物足りないかもしれないが、カジュアルゲーマーや、ライトゲーム寄りのゲーマーに合うだろ…
チャイナタウン(Chinatown)
引いて交渉して儲けて 1930年代のニューヨーク中華街を舞台に、土地と建物を集めてお金を儲ける交渉ゲーム。『ラー(1999年)』に続くアレア・ブランドの第2弾で、ドイツ年間ゲーム大賞候補、ドイツゲーム賞9位。何度かリメイクされており、最新版は昨年、ズィーマンゲームズから発売された。交渉ゲームというと…
ティーフェンタール/深い谷の酒場(Die Tavernen im Tiefen Thal)
金のない客ばかりでも お金とビールを増やして自分の酒場をにぎやかにするダイスドラフト&デッキ構築ゲーム。『クアックザルバー』に続くヴァルシュ&シュミット社の作品で、ドイツゲーム賞では『ウイングスパン』に次ぐ2位となった。ほどよい運の要素と、幅広い戦略の可能性が心地よい作品である。 毎ラウンド、自分の…
トナリ(Tonari)
それを取ってもらうけどこれは取らせない となりのタイルを取っていって、左どなりの人との合計点を競う半協力ゲーム。ランドルフのアブストラクトゲーム『よき隣人(1986)』にフェデュッティが特殊効果タイルを加え、舞台を鹿児島の口之島 に変えた。 タイルをランダムに並べ、中央の口之島に船コマを置いてスター…
築地(Tsukiji)
推し魚の相場を上げる 昨年のエッセン・シュピールは日本がテーマの作品が大変多かったが、その中で実際に遊んでみて楽しいと感じた作品は少ない。そのためお相撲さんが魚を売っているという変なパッケージに惹かれて遊んだこのゲームも、それほど期待していなかったが、やってみるとめっぽう面白くて購入してきた。推し魚…
ツイクスト(Twixt)
まだまだ上達できそうな感覚 ボードにコマを差し込み、ブリッジでつないで端から端までつなげることを目指すランドルフの古典的2人用アブストラクトゲーム。いろいろな出版社から何度か発売され、第1回のドイツ年間ゲーム大賞の候補にも選ばれた。一昨年、20年ぶりに新版がリル・セレブラル社(アメリカ)から発売され…