ヘビが交じる袋の中から、よりたくさんのウナギのつかみ取りを狙う。『クジラオルカ』に続くフェデュッティと佐々木氏の作品である。
順番に袋に手を入れてウナギ/ヘビコマをつかみ、一斉にオープンする。ウナギ(黒)とヘビ(赤)は色違いで全く同じ形をしており、3:1の割合で入っているが引いてみるまでわからない。ウナギが得点になるが、全員がつかんでしまったヘビが規定以上になると「ヘビあふれ」となり、コマを一番多くつかんでいたプレイヤーはウナギをすべて失ってしまう。
ウナギ/ヘビを模してウネウネとした形になっている木ゴマ68個を袋の中でジャラジャラと操るのは、手に汗にぎる体験となるだろう。たくさんつかむか、少しだけつかむか、それとも勝負から降りるか。相手の表情をしっかり見ながら決断に迫られる、運と心理戦のつかみ取りゲームだ。