だるまあつめ(Dharma Meeting)

10点だるまを引き寄せる力

Dharma Atsume

1枚ずつめくって、好きなところでやめてカードを獲得する坊主めくり系ゲーム。メカニクスはR.クニツィアのデザインで、フランス語版と韓国語版は西部劇、スペイン語版とポーランド語版はモンスターがテーマになっている。

同じ数字が出るとドボンなので欲張ってはいけないが、1周以内に他のプレイヤーが同じ数字をめくるとどんどん横取りされてしまうため、欲張らないと集められない。坊主めくり自体にもジレンマがあるが、横取りを加えることでさらに悩ましくしている。

得点の高いだるまほど横取りされやすい気がするが、ドボンを避けるためかぶりやすいからなのか、それとも勝敗を左右するので印象が強いからなのかわからない。最高点(10点)の赤だるまは顔に隈が入っていて特にインパクトが強い。

中国禅宗の祖である達磨はもともと謎が多い人物で(「達磨さまの創作話」)、日本で縁起物になったのも不思議な因縁だが、「運も実力のうち」で幸運を引き寄せる「何か」があることを、このゲームは教えてくれる。今年は「ドラゴンイヤー」だが、皆様にとって幸福で平安な1年でありますように。

だるまあつめ
ゲームデザイン:R.クニツィア/だるま:三代目だるま屋ましも
2~6人用/8歳以上/20分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。