オリジナルは今年、ブルーオレンジゲームズ(フランス)から発売されたばかりの作品。ゲームデザインは『クマ牧場』『スシゴー』のウォーカー=ハーディングである。断片的な情報をもとに、16人の容疑者から博物館泥棒の犯人をつきとめる。
手番にはカードを見て、「犯人はニット帽を被っていない」「北西部の4人は違う」など「この要素には当てはまらない」という情報を手元の調査手帳メモに書き込む。自分が見たカードにはチップを置き、それ以降に見る人はお金を払わなければならない。そして犯人の可能性がある人物にチップを伏せて置き、6周の後に真犯人にのせたチップの合計が最も多いプレイヤーが勝者となる。
他のプレイヤーのチップの置き方をもとに帰納的に情報を絞り込む推理力と共に、自分の情報は他のプレイヤーに悟らせないようにチップを置くという心理戦の要素もあり、遊ぶたびに奥の深さに気づける作品となっている。
内容物 :容疑者タイル 24枚、非常口タイル 1枚、手掛かりカード 32枚、調査チップ 48枚、探偵チップ 4枚、調査手帳 4冊、鉛筆 4本、説明書