ゲームマーケット2021秋では合同ブースで70タイトル、会場全体で100タイトル以上が発売され、アナログゲームシーンの一大トレンドとなっているマーダーミステリーに幻冬舎が参戦。『九頭竜館の殺人』『死体と温泉』を手掛けた秋口ぎぐる氏のデザインで2タイトルを一挙に発売する。
参加プレイヤーはまず配役にそったキャラクターブックを読み、自己紹介を行う。そしてカードが数枚ずつ公開される中で何回かに分けて議論を行い、最後に真犯人に投票し、結末と勝敗を判定する。結末がわかってしまうため一度しか遊べないが、全員が主人公であり、容疑者でもある没入感が味わえる。
『5人の銀行強盗』は未経験者・初心者向け。銀行強盗の真っ最中に、銃声とおぼしき破裂音が聞こえてきた。強盗団のメンバーが駆けつけてみると、金庫室の中にはミスター・ホワイトの死体が!銀行突入からわずか4分後の出来事だった。考えられる容疑者は、建物内を自由に動くことができた強盗団員のイエローボーイ、ミス・ピンク、ミス・レッド、ミスター・グリーン、ミスター・ブルーの5人のみ。犯人は一体だれなのか!?
内容物:ルールブック 1冊、キャラクターブック 5冊、マップ 1枚、エンディングブック 1冊、情報カード 15枚、調査カード 7枚、ノンプレイヤーキャラクターカード 1枚、注意カード 1枚
『キャンプ場の殺人鬼』は経験者向け。栗樽高校2年の十数名は湖畔のキャンプ場を訪れていた。各自のロッジで夜を過ごしていたそのとき、ホッケーマスクをかぶった殺人鬼が現れ、クラスメイトたちを次々と殺害した!生き延びた数名はやっとのことで管理棟へ逃げ込み、これで一安心……と思いきや、建物の近くから殺人鬼が身につけていたホッケーマスクとレインコートが発見される。「後から逃げてきた5人の中に殺人鬼がいるのでは……?」。猛スピードで次々と殺害した殺人鬼の正体は!?
内容物:ルールブック 1冊、キャラクターブック 5冊、マップ 1枚、エンディングブック 1冊、情報カード 20枚、ノンプレイヤーキャラクターカード 1枚、注意カード 1枚
数時間かかるものもある中で、今回の2作品はどちらも約1時間で遊べるところが特徴。書店でも取り扱われるため、広い層へのアプローチが期待される。
5人の銀行強盗(秋口ぎぐる / 幻冬舎, 2021)
銀行強盗中に強盗団のリーダーが殺され、強盗団の中にいる犯人を見つけるマーダーミステリー。毎ラウンド1枚の状況証拠と2枚の登場人物情報が明らかになり、その情報をもとにして5分間×6ラウンド議論する。真相にはたどり着けなかったが非常に楽しめた pic.twitter.com/BODVG8Ulgo— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) July 26, 2022