あちら架ければこちら架からぬ
雑誌『ニコリ』発のパズル「橋をかけろ」を元にしたドイツのフリップ&ライトゲーム。カードをめくって出てきた数字と橋をマイボードに書き込む。都合が悪いなら数字か橋、またはその両方をスキップしてもよい。ルールは「橋をかけろ」と同じで、
- 島同士を線(橋)で結ぶ
- 線は水平・垂直方向のみで、他の線と交差しない
- どの島の間にも2本までしか橋は引けない
- 数字はその島から引かれる橋の数を表す
パズルではなくゲームになっているのは、指定された島(赤い旗、青い旗、6つの島)の完成が早い順にボーナスがあるところ。最後に完成した島とボーナスの合計で勝敗を競う。
最初のうちはどこにでも書けるので気楽だが、だんだん真綿で首を締められるように選択肢が絞られ、あきらめざるを得ない島が出てくる。「こっちに書いておけばよかった!」と思っても後の祭り。まだ出ていないカードの順番で運の要素はあるものの、中盤ぐらいから「あちら立てればこちら立たず」があちこちで発生し、非常に頭を悩ませる。早い者勝ちのボーナスなど考える余裕もないくらいだった。
ゲームデザイン・J.D.アラース/アートワーク・不明
ニュルンベルガー・シュピールカルテン出版(ドイツ, 2021)
1~4人用/8才以上/20分