オリジナルはホビーワールド(ロシア)から今年発売される最新作。デザイナーは『スマートフォン株式会社』のラシン。19世紀ロシアの資本家となって資産を稼ぐオークション&エンジンビルドゲームだ。
6~8枚の企業カードが並べられ、順番に1枚ずつ手持ちの資本ディスクをいずれかのカードに置いてビッドする。資本ディスクは1~4しかなく、企業カード1枚につき1人1枚まで、前にビッドしたものと同じ数値は不可というルールによってオークションが長引かない工夫がなされている。
全員が手持ちの資本ディスクをすべて置いたら、カードごとに一番高い資本ディスクをビッドしたプレイヤーが落札。オークションで負けても、ビッドに応じた資源を獲得したり交換したりできる。そのためあえて弱いビッドを出して資源を取りに行くという選択肢もある。
次に新たに獲得した分を含め、手持ちの企業カードで資源を入手したりお金に変換したりする。再びオークションに戻って第2ラウンド。4ラウンドで獲得したお金の合計を競う。
最初から持っている「資本家カード」はオークションでそれぞれ固有の能力をもっており、それを活かした戦略が生まれる。また企業カードはグレードアップすることもでき、それも踏まえてうまくコンボを組めるかでリプレイ性にもつながる。リソースマネージメントの要素もあり、中量級で奥の深いユーロスタイルゲームだ。
内容物:企業カード 36枚、スタートアップカード 5枚、資本家カード 5枚、資本ディスク 17枚、石炭 40個、鉄 20個、オイル 15個、x倍トークン 4枚、スタートプレイヤートークン 1個、プレイヤートークン 4枚、改良トークン 12枚、お金トークン 61枚、ラウンドカウンター 1組、ダイス 1個、説明書 1部
ファーナス(ホビーワールド+JELLY JELLYゲームズ, 2021) pic.twitter.com/3hrBrIIqsD
— Table Games in the World / ボードゲームニュース (@hourei) September 13, 2021