名作オークションゲームとして名高い『フォーセール(1997年)』のセルフリメイク。イーグル・グリフォンゲームズ(アメリカ)がキックスターターを経て製品化した。テーマを不動産から自動車に変更し、オークションにもう一段階を加えて三段階にし、特殊能力を持ったアドバイザーを加える。
各自最初の資金を持ってゲームスタート。まずプレイヤー人数分のアドバイザーが並べられ、時計回りにビッドしていって、パスしたプレイヤーから現在ビッド額の半額を支払って数値の低いアドバイザーを獲得する。最後まで残ったプレイヤーは一番数値の高いアドバイザーが手に入るが、ビッド額の全額を支払わなければならない。これをアドバイザーカードがなくなるまで繰り返す。
『フォーセール』ではここで一斉公開の封印入札オークションを行うが、『オートラマ』はここに1周オークションを挟む。乗り物カードを人数分公開し、時計回りにアドバイザーカードを出して、数値の高い順に高価な乗り物を取っていく。その後、小切手カードを人数分公開し、乗り物カードを裏にして出して一斉公開。高価な乗り物を出したプレイヤーから高い小切手カードを獲得する。
最後は残った現金と小切手カードの金額の合計が最も多いプレイヤーが勝利する。
さらにアドバイザーカードにはそれぞれ特殊能力を加えて遊ぶこともでき、獲得時、乗り物カードの入札時、小切手カードの入札時、ゲーム終了時のそれぞれでオークションを有利にしたり、臨時収入をもたらしたりする。
近年注目のK.モリヤがイラストを担当。最近では珍しいオークションゲームの粋がまた楽しめるようになる。
内容物: アドバイザーカード 30枚、乗り物カード 30枚、小切手カード 30枚、マネートークン 72枚
(写真は英語版)