青森の地域おこしカードゲーム、『ドブル』と同じルールで批判相次ぐ

10月28日からクラウドファンディングで募集が始まった「あおもり絵合わせカードゲーム『チーキィ』」について、ルールが『ドブル』と同じだったことから批判が相次いでいる。
FAAVO:世界中が青森にハマる! あおもり絵合わせカードゲームを作ります! アーカイブ
『チーキィ』は青森県八戸市在住の大山知希氏が青森県をPRするために企画したカードゲーム。青森県の全市町村からピックアップしたイラストを用い、さまざまな組み合わせで8つずつ描かれた2枚のカードから、共通するイラストを素早く見つける。見つけたら指をさすという点を除いては『ドブル』と同じルールである。
クラウドファンディングサイトではカードゲーム『ドブル』を参考にしたことが明記されており、特許などについて弁理士と相談して「問題はありません」という判断を受け、「絵合わせカードゲーム+トランプ」というアイデアで特許を申請出願しているという。
これに関連して愛好者からは、「はっきり言って剽窃まがいではないですか」「ドブルは作者がいて、権利を持つ出版社がいて、それで商売をして生活しているから、みんなそこに配慮している」「ライセンスが一般的であり、それがデザイナーの権利として認識されている」「システムをオリジナルのものに再構築するか、ドブルの版元の許可を得るかして、再出発していただけたら」といった声がツイッター上で寄せられた。
これを承けて大山氏は、ボードゲーム業界に詳しい方に相談して、企画の練り直しやクラウドファンディングの取り下げなど、企画を見直すことを表明しているが、製品サンプルも出来上がっており、すでに進行しているプロジェクトをどこまで巻き戻せるか難しそうな状況だ。
ルールの無断転用については今秋、オインクゲームズの『エセ芸術家ニューヨークへ行く』に酷似した作品がドイツで発売されることになり、業界関係者から批判が相次いだばかり(TGiWニュース )。この批判を承けてかどうか明らかでないが、オインクゲームズの佐々木氏によると、アスモデ社はこの作品を増刷しないことにしたという。

青森の地域おこしカードゲーム、『ドブル』と同じルールで批判相次ぐ」に8件のコメント;

  1. 法的には問題無いが製作に手間がかかることを理解しているし、作り出した作家に敬意を持っているから皆がやらないこと。
    ましてや地域のPRの為に企画したコンテンツでこんなコピー商品をクラウドファンディングを通して作ろうとしていることに人間としての品性を疑う。

  2. 擁護してるヤツ、ドブルを1秒もやった事ないよなww あと、チーキィのルール把握してないし、クラウドファンディングに参加もしてないよなwww いやむしろ関係者かwww

  3. エニックスのカードゲーム、ボードゲームはなんてパクりだらけだが
    最近再販されたやつも
    みんな、大手企業には優しいな

  4. はっきり言って「ライセンスが一般的であり、それがデザイナーの権利として認識されている」というのはあくまでもゲーマー内の常識であって一般に認知されている訳がない。
    マニアの常識を一般に押し付けるのは違う。
    やるべきは叩くのではなく「一般にも知ってもらう」啓蒙活動だと思う。
    これをアスモデ社の件と一緒にするのは違う。

  5. 専門家が「問題ない」と判断したことに、なぜ素人が感情論で批判するのかね。

  6. 2020年10月10日に、
    新しいゲームルールを取り入れて
    『あおもり絵合わせカードゲーム「あおもりアッテラ!」』
    として販売するそうですよ。

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