ゲームデザイン・S.フェルト、イラスト・M.メンツェル、2~4人用、12歳以上、60~120分。同じ作者の『トラヤヌス』(2011年)とは全く別の新作。
トラヤヌス帝が永遠の記念碑「フォルム・トラヤヌム」を建てることを計画している。それがローマ世界で過去最大最高の皇帝の功績になるのは、プリンセプス・オプティムス(最高の統治者)であることを宣伝するだけでなく、ローマ市民に福祉と名誉を認めさせるためでもある。
各プレイヤーはトラヤヌス帝自身が設立した「コロニア」を統治し、ローマ帝国全土で最もランクの高い都市にすることを目指す。「コロニア」をうまく開発すると同時に、皇帝の建設プロジェクトをサポートを怠ってはならない。最も成功したプレイヤーは任期満了後、皇帝の近辺に迎え入れられる。
各プレイヤーは「コロニア」のボードをもち、まず2枚のストリートカードをめくり、自分の列からタイルを2枚取ってどちらかを選ぶ。もう1枚は右どなりのプレイヤーに私、もう1枚を左どなりのプレイヤーから受け取る。こうして受け取った2枚のタイルのどちらかを使い、資源を得る。それから順番に建設アクションを行う。4周で得点計算を行い、3回得点計算を行ってゲーム終了となる。
ルールは軽めだが、密接に絡み合っているゲームだ。
ゲームデザイン・M.キースリング、イラスト・C.シュテファン&M.ホフマン、2~4人用、8歳以上、30分。
コアラ、カモノハシ、カンガルー、ワラン、エミューといった動物たちを、原野に定住させるゲーム。レンジャーが動物を集めるのを手伝ってくれる。
各プレイヤーは原野ボードをもっている。中央にはダイスと、動物を乗せてくるジープとキューブがある。手番には3回までダイスを振ることができ、出目とボードの状態に応じて動物タイルを取ってボードに配置する。動物を獲得できないと、ボードのマスの価値が下がってしまう。
新しい動物が置かれた同じ種の動物のためだけでなく、各動物のためのポイントがあります。私が同じ動物を3匹置くことができれば、私はボーナス得点は各動物と、新しい動物を置いたときに隣接する同じ種類の動物から入る。同じ動物を3頭配置すると、ボーナスマーカーが手に入り、取れば取るほど得点が上がる。誰かがボードを埋めたらゲーム終了で、最後のボーナスを加えて勝敗を決める。
ゲームデザイン・H.ヤクビック、2~6人用、10歳以上、30~45分。
クラマー&キースリングがデザインしたコミュニケーションゲームのロングセラーがダイスゲームになった。ダイスで「スポーツ」「動物」などのお題が決まり、アルファベットタイルをめくってその文字から始まる言葉を砂時計が落ちるまでに書く。お題に合致しており、ほかのプレイヤーとかぶらない単語が得点になる。
このほかにR&Dゲームズ(イギリス)のキーシリーズ最新作『キーフロー(Key Flow)』のドイツ語版なども発売される。