オリジナルは2017年、ツォッホ出版(ドイツ)から発売された。原題は「それを振れ」という意味のドイツ語。メビウスゲームズが『ノームの村』という邦題で取り扱い、「大笑いしたり悲鳴あげたりしつつ、一度は楽しんでもらいたいゲーム」(ふうかのボードゲーム日記
魔法使いたちが魔法のカップからノームたちを召喚し、村中で働いてもらってお金を稼ぐ。手番にはノームコマが15個入ったカップを一度だけ振り、出てきたノームの数に応じた建物で商品を売買する。特定の数をカップから出してしまうと良くないことが起こり、特に勢い余って全部出してしまったり、臆病になってちょっとしか出てこないと罰金になってしまう。
収入を得るには同じ建物を訪れなければならず、しかも何度も訪れて商品をたくさん並べた後に売却できれば効率が良い。しかし特定の数を出し続けるのは難しい上に、売却する前にゲームが終わってしまうこともある。手先の器用さだけでないマネージメントもあり、考えどころも用意された作品だ。
内容物:ゲーム盤1枚、ノーム15個、品物コマ60個、紙幣84枚、魔法のカップ1個、ノーム用マットレス1枚、ルール説明書1冊