昨秋のエッセン・シュピールでチェコゲーム出版から発売された作品。昨年『コードネーム』でドイツ年間ゲーム大賞を受賞した同社は、よりこだわりの作品を作るようになっている。スカウトアクションでは上位に入らなかったが、BGGレーティング平均が7.81とゲーマーから高い評価を得ている。
恒星間航行が実現した2849年、星間エネルギーブームの時代に、開発企業となって恒星「パルサー」周辺で球状星団を開発する。宇宙空間に巨大建造物を建設して、企業の勢力範囲を拡大する。宇宙規模のエネルギー供給システムを駆使して高い業績をあげよう。
メインはダイスドラフト。毎ラウンド、ダイスを振って出目別に分け、そこから選んでアクションを行う。アクションは新しい宇宙船の追加、新しい星系の訪問、パルサーからのエネルギー網構築、技術トラックの進歩など。そして毎ラウンド、発見したものや探検したものに基いて得点が入り、ゲーム終了時にも自分の業績に応じたボーナスを加えて合計点を競う。勝利にいたる道筋はいくつもあり、ダイスを用いながらも戦略性の高い作品だ。
内容物:星団ボード1枚・ダイスボード1枚・ジャイロダインボード1枚・銀ダイス9個・赤ダイス1個・中央値マーカー1枚・時間マーカー1枚・ダイス修正ボード1枚・技術ボード6枚・本社ボード4枚・伝送機タイル24枚・惑星系タイル17枚・4色のプレイヤートークン各30枚・4色のロケット駒各3個・4色のパルサー獲得リング各6個・4色の100点タイル各1枚・ジャイロダインタイル30枚・工学キューブ25個以上・キューブ4個トークン12枚・探険ボーナスタイル12枚・目的タイル6枚・+/-1ダイス修正トークン12枚・+2ダイス修正トークン9枚・建設報賞(7点)タイル3枚・建設報賞(4点)タイル3枚・ルールブック・技術マニュアル・クイックリファレンスシート4枚