オリジナルは2007年に2Fシュピーレ(ドイツ)から発売された作品。「袋に入った猫を買う(中身を見ない買い物で失敗する)」というドイツのことわざに基づくゲームで、かわいい子猫からどうしようもないノラ猫まで、何が入っているかわからない袋をオークションで獲得し、得点を競う。
手札からネコのカードを裏返しにして1枚ずつ並べ、全員が並べたカードをひとまとめにして、いくらで買うか値を付ける。競りから1人降りるたび、カードを1枚ずつめくり、最後に残った一人は、袋を全部開けて中身をゲットする。
袋にはいい猫が入ってるとは限らない。マイナス得点の悪い猫や、猫を追い出す犬、そして価値が0のウサギも入っているかもしれない。ほかのプレイヤーのビッドを元に、袋の中身を推測するが、高い値を付けているからといっていい猫とは限らない。自信がなく安い値を付けてほかの人に警戒させ、途中から一気に上げる手もある。
簡単なようでいて持ち金のマネージメントやブラフ返しなど、ゲーマーがニヤリとするポイントも押さえている。かわいいネコのイラストとシンプルなルールからは想像もできない展開は、フリーゼの面目躍如を感じさせる作品だ。
内容物:ゲーム・カード50枚、マウス・カード4枚、”袋の中の猫”カード1枚、マウス・コイン76枚、親マーカー1個、ルール説明書1冊(※カードサイズ110×70mm)