オリジナルは1995年、スコットランドの小説家スティーブンソンによる同名の短編小説をテーマにしてバンブス・シュピーレ(ドイツ)から発売された作品。同社による第二版、ズィーマンゲームズ(カナダ)による第三版ときて、このたびの日本語版はラウタペリト社(フィンランド)による第四版に基づく。
手番の人から1枚ずつカードを出し、数の一番多い人が得点。ただし、壺の値段より低いカードを出せば、壺を受け取って勝つことができる。こうして壺は値段を下げながらプレイヤー間を行き来し、最後にもっていた人にはマイナス点のペナルティーが待っている。便利な壺も、最後は押し付け合い。壺の悪魔が笑いかけるのは誰か。
「壮絶なクライマックスに向けて全員がアクセルを踏み込んでいく破滅へのカタルシス」が魅力の作品。数寄ゲームズの円卓P氏は、大量得点をせしめた上で他人を崖から蹴落とす麻薬的な興奮、そして計画が狂って地獄に落ちる絶望をぜひ多くの方に味わってもらいたいという。日本語版限定のプロモカードとしてカード早見表が付属する。
内容物:プレイングカード36枚、初期価格カード1枚、カード早見表3枚、木製のボトル駒1個、ルール1冊