オリジナルは2015年にシュミット社(ドイツ)から発売された作品。メビウスゲームズが輸入版を取り扱い、日本ボードゲーム大賞投票部門2位&選考部門ノミネート、日本版The One Hundred 2016新作5位など評価されスマッシュヒットとなっていた。
1~100までの100枚の木製タイルを裏にして混ぜ、各プレーヤーは何枚かのタイルを自分の前に1列に並べる。このタイルを左から右に向かって昇順に並べるのがゲームの目的。自分の番には場のタイルを1枚表にして自分のタイルと入れ替えるか、自分の列の中でタイルの位置を入れ替えるかのどちらか。できるだけ手番数を少なくして、早上がりを目指す。
1・6・8・9が入ったタイルは180度逆さまにしてもよいというルールと、連続する数字を置けたら続けて手番ができるというルールで、選択の幅が広がりエキサイティングなゲームとなっている。日本語版にあたって、プレイ人数が4人から6人に増えているが、これは1人あたりのタイル数を減らすルールによるものであり、輸入版からコンポーネントに変更はない。
メビウスゲームズでは『グリュックス』『デジャブ』『コンプレット』と、新作の日本語版を立て続けに発表している。市場拡大に伴い、普段プレイしないプレイヤーへのアプローチを目指す。
・TGiWレポート:コンプレット