いくつかの部屋に分かれたゲームボード上で、チップを置いて部屋を明るくすることを競う陣取りゲーム。2016年にクイーンゲームズ社(ドイツ)から発売された。メビウスゲームズが日本語版を発売するのは『ウミガメの島』以来2年ぶり。
ゲームボード上にある明るい色の部分で、自分のチップの目の合計がほかのプレーヤーより大きくなるように配置することが目的。
手番には袋から引いておいたチップを1枚ボードに配置する。チップの目は3種類あり、両面に1と6が書かれたもの、2と5が書かれたもの、3と4が書かれたものがあり、どちらの面で置いてもよい。はじめは四隅から置き、以降の手番は、前に置いたチップの数字だけ離れたところに置いていく。
途中にほかのチップがあればそこは塞がれてしまうが、チップが置けるところにほかのチップが置かれていたらその上に重ねて置くことができる(2枚まで)。こうして明るい部分を目指し、チップを置き終わったところでそれぞれの明るい部分でチップの目の合計が1番と2番のプレーヤーに得点が与えられる。
大きい目で置けば次は遠くに置くことができ、合計も大きくなるが、途中にほかのチップが置かれて動けなくなるリスクもある。小さい目で置けば小回りがきく分、遠くにはいけない。シンプルながら、場面場面で、ほかのプレイヤーの動向を見てどちらの面で置くか考える悩ましいドイツゲームだ。