ベルリンのボードゲームカフェ「シュピールヴィーゼ(TGiWレポート)」が初めて制作し、昨秋発売された作品。デザインには『アグリコラ』や『ル・アーブル』で知られるウヴェ・ローゼンベルクがあたった。同氏の『パッチワーク』と『オーディンの祝祭』にも用いられている、テトリスのようなパズルピースを組み合わせて配置するパズルチックなゲームだ。
プレイヤーは野心的な庭師となり、自分の庭の花壇を隅々まで花で埋め尽くすことを目指す。植木鉢や苗カバーも利用して、あたり一面にいろいろな花を咲かせよう。
各自2つの花壇ボードを受け持ち、それぞれにいろいろな花を植えていく。花はさまざまなかたちのパズルピースになっており、場からどのピースを取って、どのように組み合わせれば早く花壇が完成するかを考えなくてはならない。花壇の空きスペースが見えなくなると完成となり、得点計算をして、まだ何も植えていない新しい花壇と交換する。
花壇に見えている植木鉢と苗カバーが得点となるため、その部分は避けて花タイルを配置する必要がある。さらに終盤では仕事が遅いと減点されてしまうため、どこで切り上げるかの見極めも重要となる。困ったときは、ネコも手を貸してくれるだろう。
花を愛でながらリラックスしてプレイすることも、先の先まで考えてプレイすることもできる幅広い作品。ソロプレイルールや子供とプレイできるルールも入っている。
内容物:両面印刷の苗場ボード1枚、両面印刷の花壇ボード9枚、作業台ボード4枚、花タイル(パズルピース)36枚、植木鉢チップ16枚、ネコチップ30枚、ハチの巣タイル2枚、庭師ダイス1個、手押し車1台、パラソルタイル1枚、木製キューブ(水色)12個、木製キューブ(オレンジ色)12個、ルールブック1冊
・TGiWレビュー:コテージガーデン