『御朱印あつめ
自分の番にはカードをめくって、書かれた質問を隣の人にする。「今までで一番幸せだった瞬間」「お金に苦労しないとしたらしたい仕事」「もらいたいプレゼント」「ご先祖様に自慢して報告したいこと」など。指示によって、全員が答えることもある。
こうして順番に質問と答えを繰り返しているうちは和むが、突如として「〇つ前の質問と答えはなんでしたかな?」とお坊さんが聞いてくるカードが出る。これを引いた人は、それが誰の番だったか遡って、その質問と答えを思い出さなければならない。話をよく聞いていないと頭を抱えることになるだろう。
正解すれば全員にポイント。これを繰り返し、規定点に達したら全員が勝利となる協力ゲームである。
7人で30分。忘れないように、回答の後あれこれ補足するように質問することが勧められており、ゲームが終わってからも覚えていることが多い。家の中にたくさんあるものも、自分へのご褒美も、休みの日にしていることも全部「ボードゲーム」と答えるのはお約束。初対面の人もいたが、ゲームが終わるころには人となりがだいぶ分かった。
WAになって語ろう
デザイン・向井真人/イラスト・ 長縄キヌエ
ようがくじ「不二の会(ぷにの会)」(2017年)
3~8人用/6歳以上/15~30分