パプア・ニューギニア(Papua New Guinea)

みんなで復唱、みんなで爆笑
パプア・ニューギニア
上の句と下の句をつなげて、楽しい組み合わせを作るカードゲーム。ゲームマーケット2016春で発表された。カードに書かれている言葉のセンスが巧みで、笑うまいと思っていてもつい腹筋に来る。
上の句が書かれたカードと、下の句が書かれたカードが配られ、場には下の句が書かれたカードが並べられる。親から順に、上の句との組み合わせを考えて、手札と場札を交換できる。交換が終わったら順番に発表タイム。
ポイントは、全員が復唱しなければならないというルール。手番の人が上の句を言ったらそれを復唱し、下の句を言ったらそれも復唱する。これで全員がこのゲームのノリに巻き込まれていく。
「釈迦は」「釈迦は!」「くどいんじゃ!」「くどいんじゃ!」「・・・あー確かに同じこと何度も説法してますもんね」「パパは」「パパは!」「20cm!」「20cm!」「・・・どこが20cmなんでしょう?」
得点は、全員の投票で一番面白い人、それから星マークのあるカードを出した人に与えられる。3回行って合計の一番多い人が勝ち。
上の句が補充できないので、だんだんカードの選択肢が少なくなっていくのが、かえって狙ってもいない笑いを生み出す。内容で攻める方法と、言葉の響きで攻める方法があるのもよい。カードの交換ルールは、そのカードが後に使われる意外性を生み出している。5人プレイで15分ほど。最初はどこが面白いのかと思っていた人も、次第にカードの組み合わせの妙に笑いを禁じ得なかった。
パプア・ニューギニア
宇賀神雅史/ΦGames(2016年)
2~5人用/8歳以上/5~10分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。