すき間に入れて(Habe fertig)

すき間はなかなかできず
すき間に入れて
カードをうまく出して手札を早くなくすゲーム。作者は今年『クウィックス』でドイツ年間ゲーム大賞にノミネートされたベンドルフである。
場は2つあり、手番には手札のカードを1枚、場に出す。場のカードと色か数字が同じカードを出せば手番が終わるが、場のカードのすき間の数で色違いのカードを出せれば続けて手番ができる。
例えば写真だと青の2と紫の7が場札である。このとき、青でも紫でもない3~6のカード(例えば赤の4)を出せば、続けて手番ができる。連鎖も可能で、うまくやれば1回の手番に何枚も出せる。
1番早く手札をなくした人は、山札からめくったカードの星印だけ得点。残りの人は手札に残ったカードの星印だけ失点となる。数ラウンドの合計で勝敗を決める。
連続手番ができるチャンスはあまりない。というのも、前の人がすき間が大きくならないようにカードを出すからである。そのうち誰かが我慢しきれなくなってポロリと出したところに、大チャンスが訪れる。そんな我慢比べがこのゲームの見どころだ。
4人プレイで20分ほど。最初に伏せるカードの選択や、カードを出す順番で結構考えるところがあった。せっかく広いすき間ができたのに、入れられるカードが手札になく、仕方なくすき間をせばめて終わるということも。1枚だけのすき間ができたときに見事入れられたときは気持ちいい。
Habe fertig
S.ベンドルフ作/ニュルンベルガーシュピールカルテン出版(2013年)
2~4人用/8歳以上/20分
ゲームストア・バネストから発売予定

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