2012年に設立されたばかりのエイツ・サミット社(アメリカ)が今年発表した作品。デザイナーは『アーカムホラー』『エルダーサイン』などストーリー性の高いゲームに定評のあるR.ローニアスで、クラウドファンディング「キックスターター」で資金を集めて製品化された。
カードをつなげて推理し、凶悪犯罪を解明するカードゲーム。1940~60年代のパルプ雑誌の探偵小説やフィルム・ノワールの世界観をベースにしている。プレイヤーたちは互いに協力して、探偵を主人公とした一本の物語を紡ぎだす。その物語の中で何人かの容疑者に手がかりトークンをのせて真犯人をあぶり出し、事件を解決するのだ。
短時間で基本的なゲームが楽しめる「ハードボイルド・モード」に加えて、物語の出来を互いに評価してプレイする「パルプフィクション・モード」があり、好きなモードでプレイできる。遊ぶたびに全く異なるゲーム展開を生み出し、華麗なイラストも見どころの作品だ。