日本でも人気のあるサン=テグジュペリの作品が、今フランスで最も注目されているデザイナー、A.ボザ(『世界の七不思議』『花火』)とB.カタラ(『キャメロットを覆う影』『モウ』)の手によってファミリー向けにボードゲーム化された。フランスのルドノート社から、フランス語、ドイツ語、ポーランド語、日本語版の四ヶ国語で同時発売される。
プレイヤーは「ぼく」―星の王子さま―として、「ぼくんとこ」である小さな星を育て上げる。気を付けないと、バオバブの木が生い茂ってしまったり、火山だらけの星になってしまう。ヒツジやゾウやヘビやキツネ、そしてバラでいっぱいの星にして得点を競う。
メインは人数分のタイルから1枚選んでは残りを次の人に渡すというドラフト方式。最後に選んだ人が次のスタートプレイヤーになるという寸法だ。こうして1枚ずつタイルを取って4×4枚の惑星をつくる。
ボードゲームになじみのない人でも分かりやすいルールと、サン=テグジュペリ自身の情緒あふれるイラストが美しい、子供から大人まで楽しめるタイル配置ゲームだ。