2007年秋にドイツで発売されて以来、世界11カ国語版が発売され、世界中のゲーマーを虜にし、今やボードゲームの新たな定番となった『アグリコラ』。このアグリコラを愛してやまないプレイヤーのための拡張セットが日本語版になった。
同梱されているのはまずレア度の高い4つのデッキ。農場のあちこちにエイリアンが出現する伝説のXデッキ(ドイツ・シュピールボックス誌付録・2008年)、オーストリア・ゲームアカデミー制作のÖデッキ(オーストリアのボードゲーム祭で頒布・2008年)、チェコの有名人や風物を題材にしたCZデッキ(チェコ・マインドOK社・2009年)、開発スタッフたちがカードになったジョーク満載のLデッキ(エッセン国際ゲーム祭で配布・2008年)が入っている。このほかにウエスタン、春、秋、冬、火星をテーマにした特製ゲームボード、家族コマ貼付用の家族ステッカーシート、野菜や資源の形をした可愛い木製資源コマセットが入っている。
中にはジョーク度が高すぎて実用性に疑問のあるカードもあるが(特にLデッキ)、そういったカードは笑うだけにとどめてもよい。Xデッキは手札ではなく、石材のアクションスペースを使うたびに引いて全員が影響を受けるというもので、とんでもないハプニングが襲い掛かる。ÖデッキやCZデッキは単独でも、追加カードとしてプレイすることも可能。また付属品でゲームボードやコマに一工夫を加えることもでき、自分だけの『アグリコラ』が楽しめる。
・ホビージャパン:アグリコラ