よく見ると違っていたり
昨日発表された日本ボードゲーム大賞で、初めての人に薦めたい「ゆうもあ賞」のノミネート作品に選ばれたアクションゲーム。見ただけで何をするゲームかが分かり、夢中になれる。邦題に「ハリガリ」が付いている通り、同じ作者によるスピード勝負のゲームだ。
ベルを中央に置いて、その周りにカラフルなリングをばらまいておく。カードをめくって、絵の通りにリングを指にはめて、できたと思ったらベルをチン! 正解していればカードをもらえる。これをたくさん集めるのが目標だ。
リングは指1本にはめるとは限らず、何本にも渡してはめることも。また互い違いにはめるのもあって、見た目以上に難しい。ちなみに手の甲と裏を返せば、どちらの利き手でも遊べる。上級ルールはカードをちら見して裏返し、記憶を頼りにリングをはめるというもの。かなり難しい。
子供たちだけでプレイ。この手のゲームの特徴として、得意不得意はかなり出る。同じ人が連続して作ると場が白けてしまうので、できた人は1回お休みというルールにしてみた。結局その人が戻ってくるとまた取れるのだが、あまり得意でない人にもチャンスが回ってくるのでいいみたいだ。
大人だけでプレイするときは、そんな手加減はしない。でもめいめいがごつい手に小さいリングをはめ込んでいる姿は何だか笑えるものである。tomokさんがコツをつかんだようで、目にも止まらぬ早技で1位。
1位になった人を見ていると、器用さよりも集中力が勝敗を分けるようだ。私は焦ったり、気後れしたりしてなかなかカードが取れなかったが、カードを取れたときは無我の境地になっているような気がした。
RinglDing
H.シャフィール/アミーゴ(2011年)
2〜6人用/4歳以上/10分
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