アメリカのボードゲーム専門誌『ゲームズ・マガジン(GAMES Magazine)』は2011年のゲーム100選(The GAMES 100)を発表した。
1980年からバイヤーズガイドとして始まったこのセレクションは、時代の流れと共に新作中心となり、1991年からはジャンル別のベストゲームと全体的なベストゲームを選んでいる。
今年のゲーム・オブ・ジ・イヤーに選ばれたのは『ジャンプゲート(Jump Gate)』。オンデマンド出版のゲームクラフター社から発売された同人ゲーム的な作品である。プレイヤーは宇宙船の船長となって、惑星を占領し資源を集める。過去5年のゲーム・オブ・ジ・イヤーは『スモールワールド』『ツァール』『大聖堂』『ベガス・ショーダウン』『オーストラリア』で、同人的な作品の受賞は異例だ。
そのほかの部門では、アブストラクト・ストラテジーで『アリマア(Arimaa)』、上級ストラテジーで『ドングリおじさんのテーブルガイプ(Uncle Chestnut’s Table Gype)』、ファミリーゲームで『バーガージョイント(Burger Joint)』、ファミリーカードゲームで『ジャイプル(Jaipur)』、ファミリーストラテジーで『ヴァルドラ(Valdora)』、歴史シミュレーションで『ナポレオン戦争:鷲と獅子(The Eagle and the Lion)』が選ばれている。ファミリーゲームの2タイトルが、どちらも2人専用であるところが面白い。
・Funagain Games:Games Magazine Awards: 2011