春の新作は『スルーザエイジ』人気

ドイツのボードゲーム評価サイト「ボードゲームアンケート(Spieleumfrage)」は、2009年春の新作評価アンケート結果を発表した。今年度は昨秋に発売された『ドミニオン』と『パンデミック』が圧倒しているため、2月のニュルンベルク玩具見本市の前後に発表された新作の状況は貴重な情報である。
「ボードゲームアンケート」は、半期に一度、ネット上で新作の評価アンケートを行っている。6段階評価で得点をつけ、ベイズ判定と平均を取る仕組み。今回は277人の有効回答があった。
1位は『スルーザエイジ』のドイツ語版。チェコゲームズから発売された重量級ボードゲームである。2位にはクニツィアの『チグリス・ユーフラテス』第2版、3位は『蒸気の時代』をオランダのファランクス社がリメイクした『蒸気』と続く。上位にはリメイクや拡張が目立ち、純粋な新作としてはイギリス・ツリーフロッグ社の『オートモービル』とセレクタ社の『いかだ動物園』しかない。
評価数が多かったのは『フィンカ』、『賽は投げられた』、『ヴァルドラ』の順だが、それぞれ19位、46位、31位と不振だった。
【ボードゲームアンケート2009春】(評価ベイズ判定・評価数)
1位:スルー・ザ・エイジ(Im Wandel der Zeiten)1.75/111
2位:チグリス・ユーフラテス第2版(Euphrat & Tigris 2. Edition)1.91/73
3位:蒸気(Steam)1.91/39
4位:スモールワールド(Small World)2.02/128
5位:アレアの宝箱(Schatzkiste)2.03/56
6位:レースフォーザギャラクシー拡張2(Race for the Galaxy Rebellen vs. Imperium)2.06/58
7位:オートモービル(Automobile)2.07/29
8位:キューバ拡張(Cuba El Presidente)2.18/63
9位:モダンアート(Modern Art)2.18/60
10位:いかだ動物園(Zoowaboo)2.22/21
Spieleumfrage:Spieleneuheiten Frühjahr 2009

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