シュミット社、ドライマギアを買収

ベルリンのゲームマーカー、シュミット社は7月1日、ドライマギアのレーベルを買収した。子どもゲームやファミリーゲームで数々の名作を作り出してきたドライマギアのブランドは、創業者J.リュッティンガー氏とK.カップラー氏の手を離れることになる。
ドライマギアは『すすめコブタくん(Rüsselbande)』、『オバケだぞ〜(Geistertreppe)』、『魔法使いの夜』などの子どもゲームから、『ごきぶりポーカー』、『サメ警報』などの手軽なカードゲームまで、親しみやすいゲームを発表してきた。今年のドイツ年間ゲーム大賞では『ごきぶりサラダ』が推薦リストに挙がっている。
販売についてはハンス・イム・グリュック社やアドルング社と同様にシュミット社に任せてきたが、このたびから販売だけでなく、開発と生産も委譲することになる。リュッティンガー氏の健康上の理由によるもので、ゲーム制作から手を引き、絵本の著作活動などに従事するとしている。
シュミット社の社長A.カルデンホーフェン氏は「高い創造的な独自性で有名なドライマギアのブランドにふさわしい生産・販売能力を調達するつもりだ。そうすることでこれまでもよく知られた革新的なアイデアをもつドライマギアのブランドを守っていきたい。」とコメントしている。シュミット社が既存の製品のほかに、ドライマギアのブランドで新作を作るかどうかはまだ明らかでない。
Brandora:Schmidt übernimmt Markenrechte des Drei Magier Spiele-Verlags

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