子どもゲームはネコに捕まらないようにしてネズミがチーズを集める「ねことねずみの大レース(Viva Topo!)」。作者のルートヴィヒは昨年の「大追跡(Höchst verdächtig!)」から躍進、セレクタは昨年の「おしゃれパーティ(Maskenball der Käfer)」に続いて2年連続の受賞です。
審査委員会は「アルハンブラは人々をゲームの世界にいざない、ゲームの世界のすばらしさを納得してもらえる能力がある」「ねことねずみの大レースは大きい子どもから小さい子どもまで一緒に楽しめ、勝つチャンスも偏らないファミリーゲームである」というコメントを掲載しました。このコメントから、年間ゲーム大賞は初心者向けの良作を紹介し、新規愛好者を開拓するという方向性を強く打ち出したことが鮮明になりました。
両方とも発表時点で国内未発売。「アルハンブラ」はメビウスやプレイスペース広島に入荷計画があるようですが、最終ノミネート入りした時点で注文が相次ぎ、一時的な品薄になっています。「ねことねずみの大レース」はブラザージョルダンから販売計画があるようです(邦題はブラザージョルダン発表による)。(Spiel des Jahres)
〈ドイツ年間ゲーム大賞 2003〉
アルハンブラ(Alhambra/Dirk Henn/Queen)
〈ドイツ年間子どもゲーム大賞 2003〉
ねことねずみの大レース(Viva Topo!/Manfred Ludwig/Selecta)
(リンクは当サイト、Spielphase)