秋葉原のイエローサブマリンにてかゆかゆさんとその仲間たち、それからRPGをしに来たけれども卓が立たなかったらしいにょろさんとプレイ。とにかく秋葉原は人が集まるには立地がすばらしいです。年間大賞ノミネート作を2タイトル。どちらも頭を使う楽しさを味わえる逸品でした。
マジェラン(Magellan/T.Lehman/Hans im Glueck 2002)
今回はA-Aのボードで1回、B-Bのボードで1回やりました。1回目はマジェラン・太平洋で24点を稼いだかゆかゆさんが47点で1位、2回目もマジェラン・太平洋で27名声ポイント稼ぎ出した私が53点で1位。マジェランは要のようですが、マルコ・ポーロのお金も競りと名声獲得には非常に有用でした。にょろさんは手札オープン/1枚取られるという危険を冒してクックに挑戦しましたが、賭けに敗北。
感心するのはどの探検家についても恩恵がバランスよく配されていることで、ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターンなどうまく組み立てられていることです。これによってどの探検家で行っても激しく脱落してしまうということはあまりありません。
ただ、はじめからどの探検家を取っていくかという戦略が立てられるわけではないので、漁夫の利を取ったり、適当にふっかけたりしながら、計算高く、臨機応変に戦っていくというスタイルになりそうです。
~「初めての競ゲーで戸惑いましたが、実に良くできてるゲーム(システム)と思いました。
それ以上に、ゲーム慣れしてる人とやるとやはり面白いですね。隣で「1枚12,3点くらいかな・・・」っていう感じの呟きを聞きみんなちゃんと考えてるんだと感心しました。(当たり前ですね)単純にクックに突っ込んではダメなあたりなんかよく練られた結果かと思いました。」
プエルトリコ(Puerto Rico/A.Seyfarth/alea 2002)
基本的には「宿屋」を取れなかったプレイヤーがみんな、積極的に市長を選び、「宿屋」をとったプレイヤーにメリットを与えないことが大前提になります。もっとも、そうせざるを得ないのかもしれませんが。
まずは「採石場」を作りました。これは序盤に取らないと意味がありません。下家のにょろさんも「採石場」。鉱山は2つ止まりでしたが、お金の不足しがちなこのゲームでは鉱山1つでも違います。
生産ラインを徐々に進めながら、すぐに「小さな市場」を建設しました。生産があったらすぐ売るという体制で、お金を増やします。他のプレイヤーよりもタバコに早く手を出したことも奏効し、お金が回るようになりました。ちなみに「大きな市場」は値段が高く、序盤に取れないのでリスクが高いです。それよりも小回りのきく「小さな市場」。
そして「工場」を建設。それと共に生産品目を増やし、生産でも、売却でもよくお金が入るようになりました。これを元手に大きい建物を2件建設することができ、「宿屋」をとったIさん(41点)、かゆかゆさん(43点)と僅差で1位(45点)。大きい建物の選択としては、取られては困るものということで「公館」「ギルドホール」を選びました。
「宿屋」を取れなかった場合は注意深い戦い方をしなければなりませんが、必ずしも負けるわけでないことがわかりました。順番の回り方に助けられた面もありましたが、大きな収穫だと思います。もっとも、「宿屋」も「工場」も取らないで勝てるのかはまだ証明されていません。この2つの建物がずば抜けていることは確かです。
それにしてもこのゲーム、よく作りこまれています。コマの数の調整や、下家にはとうもろこしが初期配置されるなど、ゲームバランスをよくするための工夫が見られ、感心しました。年間大賞の第一候補であるということは間違いないです。
~「正直難しかったです。(^^;
いろんなHPにて好評を得ているようなのでやる事になった時、凄く嬉しかったのですがいざ始まると、勝ち方→職業の選択とつかみ所がよくわからず困惑しました。
なので序盤は人のまねをし、中盤以降は 一番単純そうな「とうもろこし」出荷に的を絞りました。
ずばり、ドイツゲームに慣れた人が3回やると嵌るのでは?と、思えました。」
~…にょろさんのコメントです